フェラーリの次期V8モデルは「488GTO」ではなく「488スペシャルシリーズ?」。CARBがリークしたオフィシャル文書から判明

2020-05-26

以前より、フェラーリのV8ツインターボモデルとなる「488GTB」のハードコアモデル「(仮)488GTO(スぺチアーレ)」と思われる車両がリークしてきましたが、アメリカCARB(カリフォルニア州大気資源局)が公開したオフィシャル文書がフェラーリからリークし、その中で市販化されるであろうフェラーリのV8モデルラインナップの中に「488スペシャルシリーズ」という名称が確認されました。
この文書は、2017年12月20日に完成されたもので、先日の2018年1月2日にフェラーリに公開したものがリークした書類と言えます。


ただ、この名称は大気資源局からフェラーリ本社に送られた文書の一部(プレースホルダ名)であるため、正式に「488スペシャルシリーズ」という名称で市販化される可能性は低く、これまで発表されてきた”スクーデリア”や”スペチアーレ”、”チャレンジストラダーレ”といった特別な名称が付けられることが期待されています。

残念なことに、エンジンの出力値等に関する情報は一切公開していないものの、排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載することは確定しており、そこからエンジンチューニングを行うものと考えられます(多分700馬力前後で、ターボからのさらなるブーストやレンジエクステンダーの追加といった要素は無し)。

「488スペシャルシリーズ」は、マクラーレンのスーパーシリーズ「720S」やポルシェ「911GT2RS」、ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」といったハイパフォーマンスモデルに匹敵するスペックを持つと言われていますが、世界トップクラスのドライビングダイナミクスを提供できるほどの技術力を持つと言われています。
同車は、再来月3月に開催するスイス・ジュネーブモーターショー2018にて公開する可能性が高いとして、2018年後半にアメリカにて実車が到着すると予想されています。

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Reference:motor1.com