「マクラーレン・セナ」が早くも公道にて登場。リヤウィング・ナンバープレートの配置が斬新過ぎた件

2020-05-26

マクラーレンのアルティメットシリーズ「P1」の後継モデルでありながら、排ガス規制がうるさいこのご時世に敢えてノンハイブリッドに移行した「マクラーレン・セナ」が公道に登場。
恐らくテスト走行用として公道に駆り出されたサンプルモデルと思われますが、こうして改めて確認してみると中々のオーラと迫力がありますね。
「マクラーレン・セナ」は、その名の通りF1ドライバのアイルトン・セナ選手の名前が由来となっていますが、これまで馬力(540C/570S(GT)/650S/675LT/720S)やポジション(P1)を示した”数字”を用いてきたのがマクラーレンだったのに対し、ここに来てレジェンド・ドライバの名前を用いて来たことに関して”意外”である一方、「セナの名に相応しくない」といった悪評も多かった一台。


そんな賛否両論の多い「マクラーレン・セナ」ですが、今回イギリスのガソリンスタンドにて給油中のところを捕捉。
これまで確認できたのは、マクラーレンの象徴ともいえるオレンジカラーの個体だけでしたが、今回は全身ブラックカラーに身を纏った不気味な一台。

全体的なボディラインが、ブラックカラーにより少々見にくくカモフラージュするために敢えてこのブラックカラーをチョイスしているのだと思いますが、空力特性を生かした独特な流線形を描いているにしても、まるで戦闘機のようなスタイリング。
ホイールもブラックペイント処理され、オレンジカラーのブレーキキャリパカバーによるワンポイントアクセントは中々にインパクトがありますね。

リヤから確認していくと、リヤウィングの配置が何とも変態的で、エンジンルームを覗き込むことのできるルーバー上に配置されていることが確認できます。恐らくこの配置はF1をイメージしており、「F1=アイルトン・セナ」の生まれ変わりとしてデザインされたものと推測。
また、このリヤウィングによる強烈なダウンフォースを発生後、その気流をエンジンルーム内に流すことで強力な冷却高価をもたらすものと考えますが、こうした独創的なデザインこそがメーカーの上位モデルに相応しいのだと改めて実感。

そして一番気になったポイントがナンバープレートの位置。
本来ならばリヤディフューザー付近に配置されるナンバープレートが、何故かリヤガラス上に貼付されるという不思議な光景に。
ただでさえ後方視界が絶望的なスーパーカーですが、これでは後方視界を完全に妨げてしまい「後ろは見るな。前だけを見ろ」と言わんばかりの鬼畜っぷり。
あくまでテスト走行のためだけに緊急で貼付したものと思われますが、たまたまにしても斬新で色んな意味でハイセンスだなぁと感じる一方、最近の開発車両に見られるちょっとしたユーモアを見せてくれるメーカの配慮もあるのかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS

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