マツダ「ロードスター/MX-5」がアップデート。エンジン強化で181馬力に

2020-05-26

マツダのオープン2シータモデル「ロードスター/MX-5」が、更なるパフォーマンスを向上させて再登場。
今回アップデートされた個体は、元々搭載される排気量2.0L 直列4気筒エンジンをそのままに(もしくはターボチャージャーかスーパーチャージャー?)、最高出力155hp→181hpへと約17%向上。

元々、マツダ「ロードスター/MX-5」とフィアット「アバルト124スパイダー」は同じ生産ラインにて製造され、同じ(とは言っても厳密には各メーカ製)パワートレインを搭載するも、後者が僅かながらスペック面(最高出力+5hp、最大トルク+49Nm)にて上回る結果となっているのですが、今回のアップデートにより「アバルト124スパイダー」を逆転する結果に。


このアップデートでは、マツダの新たな技術となるSKYACTIV-Xは採用されていないとして、従来技術となるSKYACTIV-Gを大幅に変更してきた可能性があるのだとか。

しかも、アフターマーケットのアップグレードにより、新しい吸排気系、ECUセットアップ等にて最高出力を更に格上げした結果、225hpを発揮するコンパクトスポーツモデルとしても登場した際は、とんでもない注目を受けましたね。

なお、今回のアップグレードモデルについては、具体的な発表日程等は示されていないものの、来週より開催のスイス・ジュネーブモーターショー2018では出展されず、それ以降のモーターショーにて何かしらのマツダコンセプトモデルと併せて出展される可能性が高そうです。

Reference:CARSCOOPS

イギリスチューナによる過激な「ロードスター」とは?!
関連記事:イギリスのBBRが、マツダ「ロードスター/MX-5」用に1.5Lターボキットを販売。200馬力超え、最大3年の保証付(2017/12/10投稿)

イギリスのチューナであり、マツダ「ロードスター/MX-5」を専門にチューニング・カスタムすることで有名なBBRが、今回も同車専用の排気量1.5Lターボエンジンキットを発売へ。
このターボエンジンキットは、既存の1.5Lエンジンを置き換えることなく鋳鉄製マニホールドを備えたツインスクロールターボチャージャーにて、スタンダードなアイドル特性だけでなく、元の電子安全機能とMOTエミッションのコンプライアンスを保持。

これによりパワートレインは、排気量1.5L 水冷直列4気筒NAからターボチャージャーエンジンにアップグレードし、最高出力131ps→210ps、最大トルク150Nm→267Nmに向上することで、排気量2.0L SKYACTIV-G搭載のターボエンジン並みのパワーを提供することが可能となります。

今回アップグレード可能とするターボキットは、ルーフがソフトトップ/RFのいずれにも適用でき、幅広いラインナップにて対応。
これについて、BBR GTi LtdのマネージングディレクターであるNeil McKay氏は「BBRの初期開発作業により、排気量1.5LのSKYACTIV-Gエンジンにてマツダが優れた仕事をしていることが証明されました」とマツダエンジンの性能と耐久性の高さを評価。
今回は、TSX28-67Rターボチャージャーを中心に展開し、エンジンベイのフロント部に設置された空対空気式インタークーラによって補完され、Starchip/EcTeck RaceRomソフトウェアや燃料供給、点火類、ブースト系を変更することでスペックアップを図ってきました。

今後はステージ2による更なるアップグレードとパフォーマンス向上のために、更なる開発を進めていくとのことですが、今回の1.5Lターボエンジンキットの費用は約50万円、延長保証パッケージは最大36か月(12~36か月にて選択が可)付きとなっています。