2017年”世界で最も売れたスポーツカー”はフォード「マスタング」。昨年一昨年に引続き3冠達成

2020-05-26

本日4月17日、2017年世界で最も売れたスポーツカーが発表されました。
やはり、1位は昨年一昨年に引続きフォード「マスタング」(クーペとコンバーチブル含めて)の12万5,809台(2016年は10万5,932位、2015年は12万2,349台)となっています。

2017年は、電気自動車やプラグインハイブリッドモデルが主役になる年と思っていたため、販売台数は圧倒的に少なくなると思っていましたが、過去3年間で最多販売を記録しているところはかなり意外でした。
フォード「マスタング」は、1964年にアメリカ・ニューヨークのフラッシング・メドウズにて開催された世界博覧会にて発表されたモデルで、今年で54年目を迎えるレジェンド・スポーツモデルとなります。


フォードのセールスアナリストであるエリック・メルクル氏のコメントによると「マスタングは、アメリカのデザイン、パフォーマンス、そして自由の象徴であって、国内外問わず魅力的な個性を持っている」とのこと。
2017年に販売された12万5,809台のうち、アメリカにて販売された台数はトータルで81,866台と圧倒的。それ以外の約3分の1は他国市場にて人気を博していますが、その中でも中国での販売は7,125台と著しく増加しており、中国にて最も売れたスポーツクーペでもありました。

なお、現在は世界146都市にて「マスタング」が販売されており、今年は新たにブラジルやパラオ諸島、コートジボワールを含む6カ所でも追加販売されています。
2018年も相変わらず販売は順調とのことで、もしかすると前人未到の4連覇の可能性も十分に有り得そうですね。

Reference:motor1.com

関連記事:2016年”世界で最も売れたスポーツカー”はフォード「マスタング」。昨年に引続き2冠達成(2017/1/8投稿)

さて、2016年世界にて最も売れた(アメリカ市販の)スポーツカーが発表。
やはり1位は昨年に引き続きフォード「マスタング」の10万5,932位(2015年は12万2,349台)で、2位はシボレー「カマロ」で7万2,705台(2015年は7万7,502台)、3位はダッジ「チャレンジャー」で6万4,478台(2015年は6万6,365台)を売り上げるという結果に。

なお、フォード「マスタング」は2年連続にて”世界で一番売れたスポーツカー”となったわけですが、2015年に比べると販売台数は下がり、売上高は-13.4%下落という結果となりました。
次いで2位のシボレー「カマロ」も同様で販売台数は下がり、売上高は-6.2%下落、ダッジ「チャレンジャー」も売上高-2.8%下落と全て昨年に比べて悪い結果となっていることがわかりますね。

世界のシェア率でみると、「マスタング」43.6%、「カマロ」29.9%、「チャレンジャー」26.5%を獲得するもやはり昨年に比べるこちらも減少傾向に。
これはやはり近年のSUV人気が高まっていることが大きく起因していると思われますが、それはアメリカだけではなく国産車も同様で、セダン・クーペからSUVに乗り換えるといった傾向も多く、今後もスポーツカーの販売台数は下がり続けるかもしれないですね。