自動車ディーラーでこんなことがあった。値引き・割引きを強要する高齢男性客…客「値引きしなかったらクレーム入れてやるよ」
残念ながらお客様は神様ではない
さてさて、先日いつもお世話になっている某自動車ディーラーにて社用車の点検のため訪問したのですが、その店舗内にいた高齢男性客の態度が中々に強烈だったんですね。
社用車の点検は概ね1時間ほどで完了するため、その間はディーラー内のレストルームにて雑誌を読みつつ、空いた時間で担当スタッフさんと雑談を交わしていたのですが、商談ルームが何とも騒がしく、高齢男性客が声を荒げる事態に。
極力そういった話は聞かないようにしているのですが、ディーラー内に響き渡るほどに声が大きく、その内容が嫌でも入り込んできます。
どうやら値引き・割引きの金額に納得がいかなかったらしい
ちなみにその会話の内容と言うのが、「新車を購入するのだから値引き・割引きはあって当然だろ!」というもの。
どうやらその高齢男性客は、約10年ほど乗った愛車を売却したため、売ったお金で新車を購入するという流れなのですが、男性客の担当スタッフさん(20代の若手)は見積もりも作成し、値引き・割引きを含めた金額を提示したものの、値引き内容に男性客は納得いかなかったそうなんです。
スタッフさんが提示した具体的な金額までは控えさせていただきますが、どうやら値引き・割引き金額の合計がギリギリ二桁万円に対し、男性客は「値引き+割引き合わせて40万円は値引きしろ!」というもの。
それだけの値引きを要求する理由としては、「自身の手持ち金額で新車を一括購入したいから」「手持ち金額で購入→お釣りが来るぐらいで、残りは貯金に回したいから」というもの。
高齢男性客「値引きができないなら、会社の上司にクレームを入れてやる」
要は顧客側の自己都合によるものなのですが、さすがにこの要求にスタッフさんも応えることはできず何度か交渉してみるものの、男性客はどんどん声を荒げるようになり、最終的には「何でそんな簡単なこともできないんだ?数字を操作すれば簡単に値引きできるだろ」「値引きができないなら、お前の会社の上司にクレームを入れてやる」と、値引きを強要・脅しを入れるような態度にまで発展。
店内には複数のお客さんがいて中々に気まずいムードでしたし、さすがに見かねた別のスタッフさん(上司)が間に入り、一通りの話の流れを確認。
男性客は自身の想いを熱心に語っていますが、別のスタッフさんも「発売されたばかりの新型車なのでそこまでの値引きはできない」「当店での値引き・割引きはこれが限界。この見積もりをお渡ししますので、ご希望に沿わない場合は他店での購入をお願いしたい」とキッパリ。
世の中には様々なお客さんがいる
この対応に男性客も驚いたのだと思われ、その後店舗を後にしましたが「なかにはこういったお客さんもいるんだなぁ」と驚く一方で、自身の本音をそのまま若手スタッフさんにそのまま吐き出すというのも凄い所。
若手スタッフさんも色々と言いたい気持ちはあったと思いますし、それをしっかりと我慢し(若手スタッフさんの方が大人な対応だったと思う)、上司がフォローするシーンを見て「自分はこのディーラーを選んで本当に良かった」と思うばかり。
車を販売するスタッフさんももちろん人間ですから、やはりお互いが気持ちよく商談できる流れが一番だと思いますし、値引き・割引きはスタッフさんから提案・提示して頂ける内容に留めて契約する方が最もスムーズなんだろうなぁと思うばかりです。