発表は5月2日、追加オプション無し、価格は約1.6億円のブラバム「BT62」のエンブレムが公開

2020-05-26

元F1ドライバでお馴染みのデビッド・ブラバム氏が、自身の名前を用いた新たな自動車ブランド「ブラバム・オートモーティブ」による最新モデル「BT62」を、イギリス・ロンドンにて来月5月2日より正式に発表すると公表し、併せてブラバムのロゴエンブレムも公開しています。

今回発表される「BT62」は、諸経費を含まない車両本体価格だけで約1.6億円と非常に高額となりますが、追加オプションは一切なく、生産台数は僅か70台と非常にエキゾチックなモデルとなっています。この数字は、1948年のSir Jak Brabhamのコンペでのデビューを記した非常に意味のある数字となっています。


今回公開されているティーザー画像からは、フロントノーズに貼付されるブラックとゴールドにて仕上げられた何とも高級なロゴエンブレムを確認することができますね。
先週公開されたティーザー画像では、巨大なリヤウィングとT字型のLEDテールライトが公開され、「マクラーレン・セナ」やアポロ「IE」のような何とも過激なスタイリング持つ可能性を示していますが、一体どのようなデザインで登場するのか非常に気になるところ。

「BT62」は、完全シークレット状態の中で開発・テストが進められていたとのことで、開発車両やテスト走行を実施した個体は全く目撃されていませんでした。
ブラバムのマネージングディレクターであるデイビッド・ブラバム氏によると「私は35年のレースキャリアの中で、多くの世界クラスの車を運転し、競争して勝利してきました。このような車はドライバに刺激を与え、挑戦し、何かを与えるべきであり、これらを達成したときは最高の喜びである」と説明しており、公道仕様の領域を超えてくるかのような過激なモデルであることを示唆しています。

「BT62」は、排気量5.4L V型8気筒自然吸気エンジンが搭載され、最高出力は710psを発揮します。
車体重量は驚異の972kgということで、パワーウェイトレシオは1.33kg/psとかなり優秀で、最大ダウンフォース1,200kgを発生。おそらく、スーパーカーだけでなくレーシングモデルの中でも圧倒的なパフォーマンスを誇る一台となりそう。

もしこの個体が市場に登場したとき、ポルシェ「911GT2RS」がニュルブルクリンクにて打ち立てた最速記録や、ケーニグセグ「アゲーラRS」の0-400-0km/h加減速記録等、もしかすると全てを塗り替えてしまう程のスペックを持つ期待大の一台になるかもしれません。

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Reference:CARSCOOPS