フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルのハンドリングや乗り心地について考えてみる。なお見た目は初代ヴェゼルよりも明らかに大きく見える件

新型ヴェゼルの乗り心地やサイズ感についてもインプレッションしていこう

引続き、ホンダ新型ヴェゼルの乗り心地やサイズ感についてもインプレッションしていきましょう。

新型ヴェゼルの乗り心地に付いて

プライマシー4の性能に加えて、新型ヴェゼルの乗り心地についても再度インプレッションしていきますが、一般道や高速道路、峠などの公道を走ってみた結果、共通しているのはマイルドで振動が少ないという事。

これもタイヤの性能に依存するとは思いますが、初代ヴェゼルにて思っていたアクセルを踏んでいるときの足先に感じる振動などは無く、シートに座っている時のちょっとした突き上げや振動も少ないのは大きな進化だと考えています。

初代ヴェゼルにて感じていた「若干カタメの乗り心地」を適度に抑えて、「マイルド且つ上質」で、良くも悪くも大胆にイメージチェンジしたモデルだと考えています。

もちろん、走りの良し悪しは人それぞれなので、一概に「上質だから」と高く評価しているわけではなく、ホンダとしてもどこか高級志向を持たせたモデルラインナップへとシフトする傾向に見られ、既存顧客に加えて新規顧客の獲得を狙った一台なのでは?とも感じたり。

その背景には、マツダのような高級志向はもちろんのこと、競合モデルとなるCX-30に真っ向から対抗する姿勢も見られ、しかし最大のライバルでもあるトヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)の燃費性能にも対抗できるだけのスペックは十分に持ち合わせているため、ホンダの主要モデルという立ち位置を上手く利用したことに加え、良いとこ取りをした中性的モデルを狙ったのかもしれません。


新型ヴェゼルのサイズ感について

最後はサイズ感については。

これは実際に運転してみてのサイズ感というよりも、初代ヴェゼルと比較しての”見た目”でのサイズ感という意味合いになりますが、私が普段駐車している地下駐車場の近くに、同じブラックカラーの初代ヴェゼルが駐車されているのですが、とても初代とほぼ同じサイズ感(厳密には全高が-15mm低い)とは思えず、全長や全幅、全高の全てにおいて初代よりもサイズアップしているように感じるんですね。

これもおそらくファストバックSUVというスタイル変更や、SUVという位置づけよりも、ファストバックボディに大口径タイヤを装着して、そのまま持ち上げたようなハイサイドビークル風にしたことで、まるで車体が大きくなったかのように見えるのかもしれません。

実際に初代ヴェゼルと並べてみたら、目の錯覚でほぼ一緒に見えるとは思うのですが、サイズ感をほぼ同じにしながらも、新型ヴェゼルの方が大きく見えるようにデザインしたところは「さすがホンダ」と思うところ。

諸元という数値は全く同じでも、諸元だけではわからないバンパー形状やボディスタイル、地上高を変更することで全く印象も異なってきますから、「デザイン性を重要視したモデル」なだけあって、見た目で顧客の注目度を集めたところにホンダの新型ヴェゼルに対する想いの強さがしっかりと伝わってくるように感じます。

ホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼルに関するインプレッションや維持費、トラブルなどは、コチラにて全てまとめております。

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