ブガッティ「シロン」にまたもやリコール。今度はサイドエアバッグの性能問題
またもや「シロン」にリコール
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の情報によると、ブガッティの最新スポーツモデル「シロン」に2度目のリコールを発令。
リコールの内容としては、再ドアエアバッグ用熱シールドが適切に設置されていない可能性があるとして、安全装置が展開すれば、特定の外部温度条件下では、発生した熱がエアバッグの性能を低下させる恐れがあるとのこと。
今回リコールの対象は僅か2台
主要安全システムについては、ルーマニアの工場にて製造しているとのことで、今回のサイドエアバッグも同工場にて製造していることが明らかに。
これに対してNHTSAは、ルーマニアの工場にて”高音条件下でのエアバッグ展開の生産テスト中に発見した”と報告しているとのことで、これに加えて、エアバッグのガス発生器付近から燃え跡を発見し、更にはキー安全システムとなるガスジェネレータの熱シールドも誤って組立てていたことも明らかとなりました。
今回のリコールの対象となるモデルは僅か2台とのことで、いずれもアメリカに出荷された個体となりますが、既にオーナーにはリコール通知を送付済みで、近日中にリコール作業を実施する予定となっています。
リコール作業はフランスにて行うため、数日レベルで返却されることはまず不可能ですが、確実に同じ問題が発生しないためにシートサプライヤへ送付し、対策を講じていくとのことです。
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Reference:motor1.com