究極のコンパクトEVシティカー・宝駿(バオジュン)「E200」が登場。航続可能距離200km、価格は約110万円から

2021-10-24

これってアレじゃね?スマート的な?

中国の乗用車ブランドである宝駿(バオジュン、Baojun)が、実用性と利便性を向上させた究極のコンパクトEVシティカー「E200」を発表しました。

宝駿は、SAIC-GM-Wulingと呼ばれる、いわばアメリカの自動車メーカ・シボレーと同じブランドとなります(GMが43%の株式を所有し、もう一つの大きなステークは、現地市場向けのBuickやキャデラック、そしてシボレーの各モデルを組立てているSAICのローカルパートナーに属します)。
中国でのEV普及率が急激に伸びる中、例えば日産「リーフ」のような乗用車タイプのEVモデルが無数に表れてしまい、売れないモデルは全く売れないままとなっています。

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低価格でも、作りは意外にもしっかりしてる

そんな中で、宝駿ブランドは、全く新しいコンパクトEVシティカーと呼ばれる「E200」をリリース。
まるでコンセプトカーのような仕上がりとなっていますが、スペックやインテリアデザイン等が明らかになった瞬間に、コンセプトモデルではなく市販車両(おまけに価格帯は約110万円から)であることが判明し、現在驚異的な勢いで予約が殺到しているとのこと。

正直、外観はあきらかにダイムラー傘下にあるスマートを意識したかのようなスタイリングではありますが、レッドやホワイトといったシンプルな色合いに、11インチ?程の小口径ホイール、そしてリヤウィンドウ周りを囲むような斬新なLEDリヤテールライトが何とも印象的。

シンプル過ぎるインテリアデザイン

インテリアは非常にシンプルで興味深いコントラストを持ち、外観同様にコンパクトなつくり。
スイッチ類も最小限に抑えられ、基本的にはタッチパネルでの操作がメインとなります。

収納スペースは何とも斬新過ぎる”シート下”。
収納できるものはおおきく限られていますが、意外にもこの発想は無かったです。
誰かに見られたくないものはここに隠しましょう。

これってアレじゃね?スマートより小さい的な?

気になるスペックについてですが、フロントアクスルにシステム出力39hpの電気モータを搭載し、全長2,497mm、ホイールベースは1,600mmとスマート「フォーツー」よりも明らかにコンパクトなサイズ感となっていますね(「フォーツー」は全長2,695mm、ホイールベース1,875mm)。
そして1回のフル充電での航続可能距離は約200kmとなっているため、通勤や街乗り程度には最適な一台といえそうです。

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Reference:autoevolution