「F1 GTR」ベースでレッドの塗装時間は200時間。MSOによって”ステルス”をテーマにカスタムされたマクラーレン「720S」が公開

2020-05-27

MSO仕立ての特別な「720S」が登場

マクラーレンのスーパーシリーズでドラッグレースの帝王でもお馴染みの「720S」をベースに、マクラーレン・スペシャル・オペレーション(MSO)部門によって特別にカスタムされた個体が発表されました。

今回MSOが発表した「720S」は、小売業者であるマクラーレン・ロンドンからの特別オーダーメイドによって作られたもので、2017年のスイス・ジュネーブモーターショーにてプレビューされた”ステルス”をテーマに具現化されたものになるとのこと(ちなみに他の3つのテーマには”ヴェロシティ/トラック/パシフィック”が登場)。


レッドのアクセントを加えるだけで200時間以上

今回の”ステルス”をテーマにした「720S」には、1995年にル・マン耐久レースにて優勝した「F1 GTR」よりインスパイアされた”MSO Defined Sarthe Grey”と呼ばれる特別なボディカラーをメインに、”Vermillion Red”と呼ばれるディテールアクセントを追加しています。
ちなみに、この特別なレッドのディテールアクセントを塗装するのは非常に難しいとのことで、MSOが仕上げるのに200時間以上も掛かっているとのこと。

その他の外観においては、MSOビスポーク・サテンブラックにて仕上げた10スポークの超軽量合金ホイールにレッドのアクセントを追加。
更には、フロントエアインテークやドアミラーケーシング、ドアミラーアーム、リヤエアブリッジ、リヤデッキ&サービスカバー、リヤフェンダーのエアダクトを含むサテン仕上げのカーボンファイバパーツを採用しています。

インテリアについては、ブラックのアルカンターラを採用しつつもレッドのレザーとアペックスレッドのカラードステッチを縫合し、ドアパネルにも同色の素材を採用しています。

パワートレインは、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力720ps/最大トルク770Nmを発揮。
0-100km/hの加速時間は2.9秒、最高時速は341km/hにまで到達します。

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Reference:CARSCOOPS