ケーニグセグが遂に少量生産を卒業?ライバルはフェラーリ、年間何千台も生産することを目標に

2020-05-27

ケーニグセグは将来、フェラーリ並みの生産力を持つかもしれない

ケーニグセグといえば、「アゲーラ/レゲーラ」とは全く異なる新しいエントリーモデルを開発することを発表しており、エンジンもダウンサイジング化された排気量2.9L V型8気筒ツインターボ+電気モータのハイブリッドエンジンを採用し、これによるシステム総出力は1,050hpを発揮することがわかっています。
これに加えて、同社CEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ(Christian von Koenigsegg)氏は、将来的に業界をリードするスーパーカーメーカの一つとして運営をより良いものにするために、年間生産台数を数千台レベルにまで引き上げていく考えを示しました。


まずは2022年までには数百台の生産を目標に

これまでケーニグセグは、年間100台以下レベルの少量生産型のハイパーカーメーカ(パガーニ的な存在)でしたが、今後はフェラーリをライバルにするほどの生産を目標(8,000台以上)にし、その前段階として2022年までに年間数百台を生産できる程の生産設備と工場を構える準備を進めています。

なお、ケーニグセグは中国のNEVS(National Electric Vehicle Sweden)と呼ばれるバッテリメーカーによって20%の株式を買収され、合弁会社を設立するとともに約192億円を投資する準備が進められていますが、恐らく今回のエントリーモデルもNEVSのバッテリー技術やコンポーネントを使用する可能性が十分に高いと思われます。

肝心のエントリーモデルの気になる価格帯については、どんなに安いといっても約1.3億円ぐらいで、新車の「ラ・フェラーリ」やブガッティ「ヴェイロン」が購入できるレベル。
このモデルのライバルモデルには、フェラーリ「488GTB」やマクラーレン「720S」といったV8ツインターボミドシップモデルが対象になるとのことですが、恐らくこれらのモデルよりも相当にハイレベルな一台になることが予想されます。

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Reference:CARSCOOPS