顧客から約2.8億円も騙し取った元ポルシェ・セールスマンが遂に逮捕・起訴へ。奪ったお金は全て娯楽等で使い切った模様

2020-05-27

~顧客を騙したも元ポルシェセールスマンが遂に逮捕~

昨年の2018年10月、アメリカ・フロリダ州のポンパノビーチにあるアメリカ最大のポルシェディーラ「チャンピオン・ポルシェ」が引き起こした、30人もの重要顧客から約2.8億円騙し取るというとんでもない不祥事について。

この店舗に務めるマーケティング担当副社長のShiraaz Sookralli(44)氏が、重要顧客達が支払った計約2.8億円をだまし取ったとして訴訟問題にまで発展し、結果的に騙し取った約2.8億円はチャンピオン・ポルシェから顧客に対して、10月12日までに払戻すことで合意したものの、肝心の犯人は逃走したままでした。


~約2.8億円騙し取った経緯はこうなっている~

ですが先日、自動車ニュースサイトAuto Newsの情報によれば、Shiraaz Sookralli氏が遂に逮捕され、アメリカ・フロリダ州南部地区の連邦地方裁判所より、マネーロンダリング等の容疑で起訴されたことが明らかとなりました。

今回の訴訟内容としては、元セールスマンで副社長を務めたShiraaz Sookralli氏が「911GT3/911GT3RS」といった高額モデルに関して、「納期を早め注文番号を割り込ませる(つまりは納期短縮)」と騙して、同氏が新たに作った偽の会社である”チャンピオン・モータースポーツ(ペーパーカンパニー)”にバイヤーズ・デポジット・アグリーメント専用の口座(もちろん、Shiraaz Sookrailli氏の個人口座)に”保証人名義”で追い金を支払うように命じたとのこと。
その後、ポルシェ・メーカとは一切関係性のない架空の予約・発注番号を自身で発行することで、顧客に安心と信頼を得ていました。

Shiraaz Sookrailli氏は、今回30人の重要顧客から騙し取った約2.8億円を、宝石や高級車、ナイトクラブ、レストラン等にて使用したと考えられ、詳しい調査が進められていますが、恐らくここからの社会復帰というのはほぼほぼ絶望的ともいえるでしょうね。

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Reference:CARSCOOPS