【ガソリン編】マイナーチェンジ版・マツダ新型「デミオ/マツダ(Mazda2)」が大幅値上げ!一体何が標準装備されたかグレード別に見ていこう
~新型「マツダ2」のガソリンエンジンモデルには、一体どのような機能が標準装備される?~
さて、いよいよ今夏よりマイナーチェンジを果たすマツダの2020年モデル・新型コンパクト「マツダ2(Mazda2)」(旧デミオ)。
前回は、グレード別の価格帯を公開していきましたが、その大幅な値上げに疑問を持たれている方も非常に多い様子。
一体どのような機能や安全装備が標準装備されるのか、今回は【ガソリンモデル】のグレード別の装備内容をチェックしていきましょう。
~改めてグレード別価格帯をチェックしていこう~
それでは、改めてガソリンエンジンのグレード別価格帯を公開していきたいと思います。
今回は消費税8%込みとなり、駆動方式が2WDのみとなっていますが、4WDは+205,200円を追加していただけたらと思います(価格帯については、発売当日に多少の変動があるかもしれませんので、予めご了承ください)。
また、現行モデルからどれだけ価格アップしたかも公開していきたいと思います。
【新型「マツダ2」グレード価格帯一覧(8%税込)】
[ガソリンエンジン](4WDモデルは+205,200円)
・15MB・・・1,620,000円(現行比+59,400円)
・15S・・・1,544,400円(現行比+54,000円)
・15S PROACTIVE・・・1,663,200円(現行比+172,800円)
・15S PROACTIVE S Package・・・1,868,400円(現行比+135,000円)
・15S L Package・・・2,052,000円(現行比+237,600円)
以上が新型「マツダ2」のガソリンエンジンのグレード別価格帯となりますが、現行に比べて最大約24万円アップしていますね。
これだけ価格アップしている理由を調べていきましょう。
~グレード別の値上げの内訳を見ていこう~
”15MB”
・15MB・・・1,620,000円(現行比+59,400円)
【標準装備追加】
・静粛性向上
・G-ベクタリングコントロール・プラス(GVC Plus)
・アドバンスト・スマート・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)+夜間歩行者検知機能付きに強化
・LEDヘッドランプ標準装備
・Apple CarPlay/Android Auto
マニュアルトランスミッション(6速MT)のみをラインナップする”15MB”でも十分な装備内容となっていますね(【標準装備追加】は”15MB”以降にももちろん装備)。
今回のマイナーチェンジにより、静粛性の向上はもちろんのこと、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する制御技術と、ブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現した「GVC Plus」も標準装備されたことは、かなり大きなポイントですね。
また、新型「CX-3/CX-5/CX-8/マツダ6」にも標準装備されている、夜間や暗い場所での歩行者検出能力を向上した夜間歩行者検知機能付となる「アドバンストSCBS」が標準装備されるのもグッドポイント(ちなみに新型マツダ3には夜間歩行者検知機能は付いていない)。
グレード”15S”
○15S・・・1,544,400円(現行比+54,000円)
【標準装備追加】
・15MBの標準装備内容追加【装備されなくなったもの】
・ダークティンテッドガラス
・リヤシート6:4分割
・シャークフィンアンテナ
・ヒーターコントロールダイヤル色(ブラック)
マニュアル仕様のみの15MBに加えて、”15S”では標準装備されていたものがレス化されたため、値上げ幅も少し抑えられています。
個人的には、”シャークフィンアンテナ”が無くなったことで更にシャープなボディとなっているので非常に良かったりします。
グレード”15S PROACTIVE”
○15S PROACTIVE・・・1,663,200円(現行比+172,800円)
【標準装備追加】
・15MBの標準装備内容追加
・アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(ADD)&交通標識認識システム(TSR)
・運転席&助手席シートヒーター
【装備されなくなったもの】
・シャークフィンアンテナ【メーカオプションが標準装備追加】
・スーパーUV&IRカットガラス
・コンフォートパッケージ(70,200円相当)[アドバンストキーレスエントリーシステム/フルオートエアコン]
”15S PROACTIVE”では、ヘッドアップディスプレイならぬ「ADD」と、制限速度等の標識を認識し、メータへと反映させる「TSR」が標準装備されています。
あとは寒冷地にも適したシートヒータが装備されるのもグッドポイント。
ただ、これらの装備が充実したことにより、約17万円の値上げが発生するのは致し方ないところですね。
グレード”15S PROACTIVE S Package”
・15S PROACTIVE S Package・・・1,868,400円(現行比+135,000円)
【標準装備追加】
・15MBの標準装備内容追加
・フロントグリルカラー(ブラック)
・ステアリングシフトスイッチ(AT車専用)
・フロント/リヤバンパーロアモール(ブライト)
・クルーズコントロール
【装備されなくなったもの】
・シャークフィンアンテナ【メーカオプションが標準装備追加】
・自動防眩ミラー
・メーカセットオプション(59,400円相当)[360°ビューモニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)]
”15S PROACTIVE S Package”は、先ほどの”15S PROACTIVE”に比べて値上げ幅は少ないですが、安全性能よりもスポーティな外観へと仕上げるためのデザイン性向上の方にファクタを置いている印象を受けますね。
メーカオプションとして販売されていた360°ビューモニタやフロントパーキングセンサーが標準装備されるというのもかなり大きいですが、安全装備等が諸々追加されることを考えると+13.5万円というのは、かなり抑えた金額になっていると思います。
上位グレード”15S L Package”
・15S L Package・・・2,052,000円(現行比+237,600円)
【標準装備追加】
・15MBの標準装備内容追加
・15S PROACTIVE S Packageの装備内容追加
・ALH(アダプティブLEDヘッドライト)【装備されなくなったもの】
・シャークフィンアンテナ【メーカオプションが標準装備追加】
・15S PROACTIVE S Packageの装備内容追加
・ドライビングポジションサポート(54,000円相当)[運転席6wayパワーシート&シートメモリー機能+ステアリングヒーター]
最後は上位グレードの”15S L Package”。
このグレードでは、照射範囲を自動でコントロールできるグレアフリー(防眩)ハイビームと、低速走行時により広い範囲を照射するワイド配光ロービーム、高速走行時により遠くを照らすハイウェイモードを組み合わせることで夜間の視認性を高め、ドライバーの危険認知をサポートする「ALH」が標準装備されます。
更には、今回のマイナーチェンジによって新しく採用された運転席6wayパワーシート(助手席は手動)&シートメモリー機能とステアリングヒーターが標準装備されるのも大きなポイント。
なお、このドライビングポジションサポートは、”15S PROACTIVE S Package”ではメーカオプション扱いとなり、+54,000円の費用が発生します。