今日のプリウス…トヨタのホワイトパール塗装剥がれは「アルファード/ヴェルファイア/ハイエース/ノア」だけでなく遂に「プリウス」までも発生

2020-05-27

~トヨタのホワイトパール塗装剥がれ問題はまだまだ落ち着くことは無いかもしれない…~

以前、トヨタの2010年式付近にて採用されている対象車種のホワイトパール塗装剥がれ問題について、これまで詳細な原因については明らかになっていないものの、当時のボディカラーの保証として3年間は無償にて再塗装等の対応を行ってくれたのですが、特定の車両やディーラによっては保証期間が過ぎても無償で対応してくれるところとそうでないところ、更にはお金を払っても対応してくれないところがあったそうで、しかしトヨタが”リコールではないものの”対象となるモデルを全て無償修理対応することで無事終息に。

対象モデルとしては「アルファード/ヴェルファイア/ハイエース/レジアスエース/iQ/カローラルミオン/オーリス/ウィッシュ」(対象期間については、上の関連記事を参照)となり、これらの対象モデルの無償対応について、トヨタは以下のような説明をしています。

一部の車種・生産期間のホワイトパールクリスタルシャイン色の車両において、塗膜を構成する中塗り塗料の濃度(顔料の量)が低く、膜厚が薄い場合、長期間にわたる太陽光と雨水の影響で、電着塗膜と中塗り塗膜の密着性が低下し、外的負荷(洗車機など)により塗膜が剥がれることがあります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。
※当該現象は、ボデーパネルが対象で、外装部品(パンパー、ドアミラーなど)は対象外です。


【従来の保証期間】新車を登録した日から3年以内
↓↓↓
【無料修理対応期間】新車を登録した日から10年以内。但し、2020年12月末までは、10年超過車も保証します。

これでようやく塗装剥がれ問題も落ち着いたかと思いきや、以前ミニバンモデルの「ノア」において、具体的な年式やグレードは不明ではあるものの、中古モデルにて購入した個体もホワイトパールの塗装剥がれ問題が発生し、その後のディーラの対応が大きな話題となりましたが、今度は何と「プリウス」までも塗装剥がれが発生していることが判明。


~その「プリウス」も2010年式付近の個体であることがわかる~

まだ具体的にどれだけの被害件数が発生しているかまでは明確になっていないものの、上のツイート内容と画像を見る限りでは、2009年~2015年に製造された3代目の「プリウス」であることがわかり、フロントフードやボディパネルとウィンドウの境目において塗装剥がれが発生していることが確認できますね。

上のツイート内容を見てみると、どうやら「プリウス」は新車にて購入しているそうで、6年が経過した後に塗装剥がれが目立ってきたようですね。
そしてここからは、以前の「ノア」のオーナーと同じように、モデルとしては対象外であることから、無償での修理対応はしてもらえないと言う回答のようです。

そしてつい先日、新たに別の部分(ドアパネル)においても塗装剥がれが発生したようです。
基本的にトヨタ側としては、以前サービスキャンペーンにて発表した対象車種以外は無償対応しないという考えのようですが、同じ2010年付近でホワイトパールにて塗装された対象外の車種をどうして対応しないかまでは明らかにしていません。

既に対象車種にてとんでもない台数の修理を行っていかなければならないので、市場に大量投入されている「プリウス」までともなると手が回らないのもあるとは思いますが、この辺りについてトヨタはどのように考えているのかを確認してみたいところです。

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