【その方法はシンプル】14歳の少女が開発したAピラーの死角を無くす交通事故防止システムがスゴイ!一体どうやってこの技術は生み出された?【動画有】

2020-05-27

~方法は確かにシンプルだけど、これを14歳の少女が開発したことがスゴイ~

クルマを運転する上で事故の原因にもなっているAピラーの死角。
様々な自動車メーカが、可能な限り死角を無くするためにAピラーを細くするなどのを工夫を施し、特に最近発表されたばかりとなるフルモデルチェンジ版・ホンダ新型「フィット4」は、驚異的な極細Aピラーによって死角を可能な限り無くすようにしています。

ただ、それでもAピラーからの死角による事故発生は中々解消することにはつながっていないことから、今回とある少女が開発した資格を無くすAピラーが大きな話題を呼んでいます。


~ウェブカメラとプロジェクタによってAピラーが”透けている”ように見える~

このシステムを開発したのは、アメリカ・ペンシルベニア州に住むAliana Gasslerさんで、彼女は若干14歳でありながらも映像技術を応用させることで、事故を防止する開発計画を実現することができるかもしれないクレバーの開発者となります。

おそらく10代でこうした自動車技術の応用を発展させた人物は居ないと思われますが、彼女が開発した内容は非常にシンプルで、ウェブカメラとプロジェクターを用いることで、Aピラーにて投影された映像により、まるでAピラーが透けて見えるようになるというもの。

なおウェブカメラは、助手席側のAピラーの外側に取り付けられているため、外側から見る姿は少々不格好ではあるとのことですが、ゆくゆくはAピラーに内装されるような形で非常にシンプルでスタイリッシュなユニットになるのではないかと言われています。

一方でウェブカメラに映った映像は、Aピラーの内側に投影されるようにプロジェクタがドライバの上部に設けられ、最も適した解像度となるように調整済み(プロジェクタが室内空間のどれだけを支配するかも非常に気になるところですが…)。

ちなみに彼女が開発したこのシステムは、Broadcom MASTERS(数学、応用科学、技術、および注目株のエンジニアリング)コンテストにて、STEM全体で優秀賞を受賞し、賞金役270万円を獲得。
ここから市販化するためにはまだまだ改良の余地はありますが、彼女の技術力に加えて、市販車に適用できるだけのコストと事故防止の効果を高めることができるのであれば、世界に誇るべき最高でシンプルな技術ではないかと思いますね。

【ScienceFairBlindSpotMovie2019】

【Meet Alaina Gassler, Winner of the 2019 Samueli Foundation Prize】

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Reference:motor1.com