何と1990年式・日産フェアレディZ(300ZX/Z32)のレーシングモデルIMSA GTOが競売へ!僅か7台しか製造されなかった幻の一台…更にFXX風に改造された300Zも登場

この現存するのは僅か7台のみ…その内の希少な一台がオークションに登場するとは

フルモデルチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, 400Z)のリヤテールランプのデザイン言語としても取り入れらている先代300ZX/Z32ですが、何とか300ZXをベースにした究極のレーシングモデルとなるフェアレディZ(300ZX)IMSA GTOがオークションに出品されることが明らかとなりました。

間違いなく超高額落札が期待できるフェアレディZ IMSA GTOレーシングカーですが、その名称にもある通りIMSA GTOコンペティションのためにClayton Cunningham Racingによって僅か7台のみ製造された超希少モデルとなります。

早速、今回出品されるフェアレディZ IMSA GTOレーシングカーの内外装デザインをチェックしていきましょう。


フェアレディZ(300ZX)IMSA GTOは見た目やスペックだけでなく実績もケタ違い

こちらが今回出品されるレーシングモデル。

スタンダードなZ32とは比較にならない程にワイド&ロースタイルで、クロモリチューブラーのスペースフレームにカーボンファイバ製ボディワークを採用した超軽量仕様。

ボディカラーはレッド/ホワイト/ブルーの3トーンで、フロントフードにダイナミックに”Z”とペイントしているのも印象的です。

ちなみにこのモデル、アメリカのIMSAシリーズのGTOクラスをメインに戦っていたマシンで、1990年~1995年まではアメリカのレーシングチーム「カニンガム・レーシング」からIMSAシリーズに参戦。

そして1996年~1997年においては、日本のJGTC選手権(現SUPER GT)にも参戦していて、1994年にはセブリング12時間レース総合優勝、デイトナ24時間レース総合優勝、ル・マン24時間レースクラス優勝など、その実績もとんでもないものでした。

足もとには、18インチのセンターロックアルミホイールとグッドイヤー・イーグルスリックタイヤが装着されていますが、フロント・リヤ共に超極太仕様。

シャシーナンバーは004で、この型式の成績としては、1990年のデルマールレースにて優勝を果たし、翌年のセブリング12時間耐久レースでは2位、そして1991年を通してマイアミ1時間レースやモスポート300kmレース、ニューオーリンズ1時間レース、ポーランド1時間レース、ロードアメリカ200kmレース、ワトキンスグレン500レースに参戦した貴重な一台となります。

パワートレインは、カーボンファイバーインテークやデュアルインタークーラー、ドライサンプ潤滑システム、NPTI電子燃料噴射、5速MTに結合されたアルミニウムラジエーター付きの排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載。

今回出品される以前、前オーナーが約4時間ほど使用したとの記録がありますが、コンディションは抜群でサーキット走行は特に問題ないとのこと。

シングルシータ-でおまけにドア開閉は不可

インテリアはレーシング仕様なのでもちろんスパルタン。

しかもシングルシータ-で徹底的に軽量化されていて、ドアが開かない構造になっているのもユニークなポイントです。

一体どれほどの価格帯にて落札されるのかは不明ですが、数千万円クラスので高額取引は確実ではないかと思われます。

【1990 Nissan 300SX Twin Turbo IMSA GTO race car】

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