日産(インフィニティ)「スカイライン」とマツダ「CX-5」にリコール。燃料ホース不具合による燃料漏れやLEDライトが腐食する恐れアリ
~燃料漏れにより最悪の場合火災発生の原因も?!~
日産(インフィニティ)「スカイライン(Nissan Skyline)」の2リッターガソリンエンジンモデルに1車種・計8,814台にリコール。
リコールの内容としては、2.0Lターボガソリンエンジン搭載車の燃料ホースにおいて、材質が不適切なため、熱等により早期に劣化することがあるとのこと。
そのため、そのまま使用を続けると冷機始動時に高圧燃料ポンプと低圧側燃料ホースとの接続部分から燃料がにじみ出るおそれがあるとしてリコールを発令しています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は無いものの、既に58件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][スカイライン]
・DBA-YV37/YV37-400004~YV37-600009/平成26年11月20日~平成29年8月10日/5,659台・DBA-ZV37/ZV37-100003~ZV37-103200/平成26年5月26日~平成27年7月21日/3,155台
改善措置としては、全車両、当該燃料ホースを対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。
~車幅等や補助等が点灯しない恐れアリ~
続いては、マツダ「CX-5」の1車種・計26,818台に大量リコール。
リコール内容としては、LEDヘッドランプにおいて、配線コネクタ用ガスケットの材質が不適切なため、ガスケットから発生する硫黄成分によりLED回路が腐食することがあるとのこと。
そのため、腐食が進行して回路が断線すると、車幅灯や補助灯が点灯しなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は無いものの、既に196件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][CX-5]
・LDA-KE2AW/KE2AW-200004~KE2AW-209849/平成 26 年 11 月 27 日~平成 27 年 12 月 7 日/9,716台・LDA-KE2FW/KE2FW-200003~KE2FW-212555/平成 26 年 11 月 27 日~平成 27 年 12 月 7 日/12,407台
・DBA-KEEFW/KEEFW-200003~KEEFW-202918/平成 26 年 11 月 27 日~平成 27 年 12 月 7 日/2,916台
・DBA-KE5AW/KE5AW-200003~KE5AW-201015/平成 26 年 11 月 27 日~平成 27 年 12 月 7 日/1,013台
・DBA-KE5FW/KE5FW-200003~KE5FW-200768/平成 26 年 11 月 27 日~平成 27 年 12 月 7 日/766台
改善措置としては、全車両、ヘッドランプを点検し、異常がある場合はヘッドランプを対策品に交換。点検の結果、異常が無い場合は、ガスケットを対策品に交換するとともにヘッドランプ内に脱硫材を張り付けるリコール作業を実施するとのことです。