フルモデルチェンジ版・トヨタ新型「タンドラ/300系ランドクルーザー」にも搭載か?トヨタが新エンジン”I-FORCE MAX(アイ・フォース・マックス)”を商標申請

2020-05-27

~遂に次期「タンドラ」用の新エンジン誕生か?~

トヨタが採用するI-FORCE(アイ・フォース)エンジンといえば、アメリカ市場にてラインナップされているフルサイズピックアップトラックモデル「タンドラ(Toyota Tundra)」に初めて採用された排気量4.7L V型8気筒の大排気量エンジンを指しますが、2007年に登場した第二世代モデルでは、更にアップグレードを施した排気量5.7L V型8気筒I-FORCEエンジン(最高出力381hp/最大トルク544Nm)が導入されました。

I-FORCEエンジンといえば、トヨタのエンジンラインナップの中でも非常に信頼性が高く、第二世代となる現行「タンドラ」に搭載されるV8エンジンでは、走行距離160万kmに到達しても全く故障することのないエンジンとしても有名だそうですが、遂に後継ユニットとなる”I-FORCE MAX(アイ・フォース・マックス)”と呼ばれる新世代エンジンの商標が米国特許商標庁に申請されていたことが明らかとなりました。


~エンジンベースはレクサス「LS」のV6ツインターボと言われているが?~

なお、このエンジンに関する詳細な情報は一切明らかにされていませんが、一部メディアの情報によれば、レクサス「LS500」にも採用されている排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンの可能性が高く、ここに電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムとすることで、V型8気筒エンジン以上のスペックを誇るユニットになる?と言われています。

こうしたエンジンユニットが採用されれば、現行モデルにて搭載されるV型8気筒エンジンは廃止となり、更なるダウンサイジング化によって排ガス規制を抑え、よりクリーンなピックアップトラックを実現することになりそう。

そしてこのパワートレインは、2021年に発売することが予想されている次期「タコマ(Tacoma)」にも採用されるものと思われ、加えてプラットフォームも全く新しいTNGAを流用した高品質な一台として誕生することは間違いなさそうです。

~もしかすると次期「300系ランクル」に搭載される可能性も~

ちなみに、このV型6気筒ハイブリッドシステムは、以前より何かと噂の絶えないフルモデルチェンジ版・新型「300系ランドクルーザー(Land Cruiser)」にも搭載される可能性が高く、エンジン出力299ps/最大トルク356Nmにモータ出力とトルクを加えた更にトルクフルなスペックとなり、トランスミッションはCVT/駆動方式は四輪駆動を搭載することが期待されているとのこと。

このほかにも、一部の市場においては現行「ランドクルーザー」に排気量4.5L V型8気筒ディーゼルエンジンが使用されているところもありますが、次期モデルではディーゼルエンジンを廃止する?との見方もあるそうで、本格的に排ガス規制に向けてハイブリッドモデルもしくは電化への取り組みが加速する可能性も高いと考えられています。

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Reference:motor1.com