私の大好きなハイパーカー!デンマーク発のゼンヴォTSR-Sがイギリスでもデビュー!ノンハイブリッドで約1,200馬力…価格は約1.9億円と超高額

あの超過激なノンハイブリッドハイパーカーがイギリス市場でも販売!

デンマーク発の振興ハイパーカーメーカーでお馴染みゼンヴォ・オートモーティブより発表されている新型TSR-S(Zenvo Automotive New TSR-S)ですが、遂にこのモデルがイギリス市場でも2021年夏頃より販売されることが明らかとなりました。

ゼンヴォCEOのAngela Kashina氏も「イギリスでのZenvoAutomotiveのレセプションは素晴らしく、TSR-Sのブランドを支持してくれた人々と共有できることを非常に嬉しく思う。このモデルのハンドルを握り、実際に動作するのを見たいと思っている人はたくさんいます。今後数週間のうちにイギリスのイベントカレンダーを公開する予定である」と語っています。


まだまだ認知度は低いが、技術の高さは評価されるべき

ゼンヴォが発表している新世代ハイパーカーの新型TSR-Sは、ゼンヴォ初となる新開発のカーボンファイバーホイールを採用し、更に大排気量ツインスーパーチャージャーエンジンを改良することで、更なる加速性能の向上とアクセルレスポンスをアップデートしています。

カーボンホイール採用により15kgの軽量化ながらも、製作期間は1セットで1週間

まずは新開発のカーボンファイバホイールですが、見た目からしてすぐにカーボンとわかる独特のデザインであることがわかります(どちらかというフォージドカーボンに近い?)。

従来採用されていたアルミホイールに比べ、1セット辺り約15kgの軽量化に成功しているとのことですが、このホイール1本を製作するのに専属の技術者2名によって約1週間の期間を設ける必要があるとのことで、コストはもちろんのこと、時間と労力が相当にかかったカーボンホイールであることがわかります。

ちなみにタイヤブランドは、最高のパフォーマンスを発揮するためにミシュラン製パイロットスポーツカップ2を装着しています。

ゼンヴォと言えば「過激な動き」を見せるリヤウィング

続いては、コーナリングの際に過激な動きを見せる求心性を持たせたアクティブ・マルチアクシス・ゼントリペタル・ウィング(別名:Centripedal Rear Wing)。

ドライバーのステアリングの動きに追従するような形で、2つの回転軸によってエアブレーキとコーナリングスタビライザーの両方を機能することを目的としているのですが、この作動スピードとレスポンス性がとんでもなく早く、加えてダウンフォースを大きく発生。

以下の動画でも”ウニャウニャ”ととんでもない動きを見せるリヤウィングの機能を確認することができますが、確かにTSR-Sの安定性が高いようにも見えます(はたから見るとリヤウィングが風に流されているようにも見える)。

【1200HP Zenvo TSR-S GOING FLATOUT ON THE TRACK! + ACTIVE AERO】

ちなみにこの特殊なリヤウィングを開発したゼンヴォのシニア流体力学スペシャリストであるKasper Damkjaer氏は「TSR-Sのウィングコンセプトは、高いダウンフォースを維持し、大きな内向きの力を生成すること。翼が傾いている場合、ダウンフォースは3%だけ減少し、一方でウィングダウンフォースの30%の内向きの力が生成される」と説明しています。

ゼンヴォ新型TSR-Sはノンハイブリッドモデルながらも、エンジン出力1,000psを優に超える…気になるそのパフォーマンスは、以下の次のページにてチェック!