遂に来た!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの新たな公式画像が公開。調光パノラマルーフは”障子”からヒントを得て開発されていた

2022-07-05

トヨタが”シレッ”と新たな公式画像と、新型ハリアーの開発経緯を公開

2020年6月17日に発表・発売スタート予定で、2020年5月末の時点で既に1万台以上の先行受注を受け付けているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)。

その人気は圧倒的で、恐らく発売日には一部のグレードにおいて半年近くの納期になることが予想されますが、そんな新型ハリアーの公式画像がトヨタの公式ホームページにて新たに公開されています。

しかも、新型ハリアーの開発経緯や想いなどもまとめられていますし、トヨタが初めて採用した調光パノラマルーフのヒントなどもまとめられています。


①:新型ハリアーの始まり

まずは新型ハリアーの開発の始まりを見ていきましょう。

クーペフォルムを強くし意識したグローバルモデルとするため、新型ハリアーにはかなり強い想い入れがあるようです。

開発チームは何を想い
新たなハリアーを創造したのか。

開発チームが目指したのは、SUVというカテゴリーすら超えた抗いがたい魅力を湛えた存在。

それは孤高の存在であり続けるために「ハリアー」を突き詰めるという挑戦でもある。

via:https://toyota.jp/

②:新型ハリアーのデザインについて

続いては新型ハリアーのデザインについて。

海外のプレミアム市場でも戦っていくうえでは、単なるSUVとして発表するのではなく、特別且つダイナミックなモデルであることが重要とのこと。

シンプルな構成で
ダイナミズムを生むマジック

新たなハリアー像を描く上でデザインチームを大いに悩ませたのが、ハリアーらしさを進化させるための造形アイデアだった。

「いかにもSUVといった筋骨隆々とした見せ方ではなく、知性や品格を感じさせたい」「装飾やキャラクターラインに頼らない、研ぎ澄まされたものにしたい」といった方向性は見えても、具体的なアイデアに落とし込む作業は難航した。

試行錯誤の末、一人のデザイナーが着目したのが「断面変化」だ。

おおらかな立体の断面が大胆に変化していき、やがて鋭利な折れ面になるという斬新なモチーフ。そのアイデアが突破口となり、プロジェクトは一気に加速したのだ。

艶やかなサイドビューは、映り込む景色をダイナミックに変化させていく。

ヘッドランプやリヤコンビネーションランプは極限まで薄くシャープなデザインを与えられ、無駄な装飾に頼らない造形美へと昇華した。

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③:新型ハリアーのインテリアについて

続いては新型ハリアーのインテリアについて。

先代モデルよりも更に高級感と落ち着いた雰囲気を加味するために行き着いたものは、”おおらかな逞しさ”。

空間を満たす
おおらかな逞しさ

ハリアーにおいて、インテリアは外観と同じくらい重要だ。SUVにラグジュアリーセダンの高い質感を採り入れるという概念を世界に示した初代から、歴代ハリアーは常に上質な室内空間で多くのファンを魅了してきた。

この高い期待を超えるために、どんな新しいインテリアができるか?デザインチームが導き出した答えが「おおらかな逞しさ」というテーマだ。

歴代ハリアーの持つ縦基調のセンタークラスターを起点にしながら、インストルメントパネルやコンソールに、より骨太で立体的な造形を与え包まれ感や頼りがいのある逞しい骨格を生み出した。

乗馬の「鞍」の厚い革が持つ、おおらかな曲面をイメージしたセンターコンソールも、上品さと逞しさの象徴としてデザインされたものだ。

丹念なダブルステッチ、パイピングオーナメントなど、上品さとクラフトマンシップを感じさせるディテール。

素材感、手触り、色調まで、すべてをさり気ない大人のセンスでコーディネイトした室内は心地よい安心感と非日常感を併せ持つ。

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④:新型ハリアーの開発に対する哲学

続いては開発の哲学について。

ぱっと見の印象では、スポーティでアグレッシブな顔を持つ新型ハリアーですが、その見た目以上に得られるものが何なのかが重要で、恐らくその点についてもかなり力を入れているのではないかと思われます。

生産技術の限界に挑んだ造形

極めてチャレンジングな造形ゆえに製品化する上での課題も多く、設計部門・生産部門の協力は欠かせませんでした。

例えばスポーツカーにも負けない豊かな張り出しを持ったリヤフェンダーや、シャープなラインは、限界ギリギリまで何度も鉄板のプレス成形の試行錯誤を重ねた結果です。

ランプ類もミリ単位で薄くし、上質な光り方ができるまで改良を重ねました。ハリアーの進化への挑戦や細かなこだわりを、このエクステリアデザインから感じていただけたら幸いです。

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⑤:世界初となる調光パノラマルーフの開発のヒントは”障子”

そして個人的に最も注目していたのが調光パノラマルーフ(税込み198,000円)。

残念ながらチルト&スライドのできないパノラマルーフですが、透過率を変化させることで光差し具合に変化を与えることが可能となる先進的な技術となります。

そんな調光パノラマルーフの開発のヒントは、”障子”にあったようですね。

「発見する楽しさ」もある室内

障子のように柔らかな光を室内に導く調光パノラマルーフ、前後方録画機能付デジタルインナーミラーといった先進装備も悪目立ちすることなく、周りとの調和に心血を注ぎ、日本車らしいおもてなしの表現を追求しました。

フロントドアスピーカーやカップホルダーの底面と言った普段目を引かない細部にまで注意を払い、ボーダー柄のグラフィックでさり気ない統一感を図るなど小さなところについても、ふとした瞬間に発見があるような楽しさを忍ばせています。

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⑥:新型ハリアーの走りについて

最後は新型ハリアーの走りについて。

ぶれない軸が、
走りを進化させる

トヨタにおける数多くのテストドライバーの中で最高峰を意味する“トップガン”の異名を持つのが、「凄腕技能養成部」に所属する評価ドライバーである。

新型ハリアーの重厚かつしなやかな乗り味は、トップガンによる一切の妥協を許さない評価、それを受けた念入りなチューニングの賜物だ。中でもトップガンが「絶対に譲れないポイント」としてこだわったのは、路面の起伏や横風などによる外乱が入っても常にまっすぐ、どっしり走れること。

この決してぶれない基軸の上に、走り出しから感じる上品さ、ステアリングの正確さ、しなやかな乗り心地など、感性領域の質感をつくり込んだのが、ハリアーの進化した走りである。

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Reference:Toyota