1台売る毎に約200万円赤字のフルモデルチェンジ版・シボレー新型コルベットC8。2021年以降も価格は変わらない模様←本当にこれで大丈夫?

2022-07-06

どうやら新型コルベットC8は引き続き破格の設定にて販売されるようだ

シボレーが発表・発売したフルモデルチェンジ版・新型ミドシップスーパースポーツ・コルベットC8(Chevrolet New Corvette C8)。

まるでスーパーカーのようなルックスと過激なパフォーマンス、そしてアメ車ならではの大排気量エンジンを搭載しながらも、エントリーグレードの価格帯は約650万円からという圧倒的なコストパフォーマンスを実現した一台ですが、このモデルを1台売るごと約200万円の赤字になっていることをお伝えしました。

そして2021年以降では、更に車両本体価格をアップすることで赤字の幅を極力小さくする狙いがあるとの噂がありましたが、どうやら車両本体価格は変わらないとのことで、その一方でオプション内容やパッケージ内容が加味される可能性が高く、”オプションで”何とか赤字の幅を小さくする考えがあるそうです。

2021年モデルでは、早くも一部改良やボディカラーの廃止といった動きもある模様

アメリカでは有名なコルベットブロガーの情報によると、コルベット博物館にて毎年開催されるイベントにおいて、新型コルベットC8のチーフエンジニアであるダッジ・ジュヒター氏から直接聞いた話によれば、新型コ 〇 ナによる経済的な不安も考慮し、2021年以降もエントリーグレード1LTは60,000ドル未満となる59,995ドル(約650万円)にて発売するそうです。

あとはボディカラーにおいてもブレードシルバーとロングビーチレッドが廃止となり、シルバーフレアとレッドミストメタリックと呼ばれる新色に置き換えられることに加え、2021年モデルとして新たな装備や一部改良なども施される予定となっています。


新型コルベットC8よりも更にとんでもない赤字を出していたブガッティ・ヴェイロン

ちなみに、ブガッティが世界限定450台のみ販売したヴェイロン(Bugatti Veyron)は、1台売るごとに約6.2億円の赤字を出していたという衝撃の事実もありましたが、これについてはブガッティやフォルクスワーゲングループとしてもそこまで大きく問題視していませんでした。

っというのも、その背景にはヴェイロン用の設備投資のために多額の費用をぶち込んだこともあって、イニシャルコストはかかったものの、その後に世界限定500台販売されているシロンにおいても同じ設備と技術、ノウハウを上手く踏襲したことで何とか黒字に転換することができていることを考えると、ブガッティはこうなることをしっかりと予期していたのではないかと考えられますね。

日本にて最速発売された新型コルベットC8の価格帯とオプションは?

そしてこちらは、以前当ブログでもご紹介した日本最速にてインターネット中古車サイト・カーセンサーにて販売されている新型コルベットC8(3LT)。

価格は要応談となっていますが、実際にノースパインツリーさんに問い合わせしたところ、車両本体価格は1,680万円とのことで、メーカーオプションは以下のモノが装備されているとのことです。

[メーカーオプション]
・Z51パフォーマンスパッケージ(パフォーマンスブレーキ・パフォーマンスサスペンション・パフォーマンスエギゾースト・パフォーマンスファイナルギアレシオ・電子LSD・Z51リアスポイラー・Z51フロントスプリッター・パフォーマンスタイヤ・強化冷却システム)
・カーボンフラッシュメタリックホイール
・コンペティションスポーツバケットシート
・エンジンアピアランスパッケージ
・カーボンファイバートリム
・スウェードラップステアリングホイール
・マグネティックライドコントロール
・フロントリフター&メモリー
・カーボンファイバールーフパネル

[標準装備]
・スェードラップインテリアパッケージ
・シートヒーター&ベンチレーション
・ステアリングヒーター
・リアカメラミラー
・ヘッドアップディスプレイ
・BOSEパフォーマンスシリーズサウンドシステム
・パフォーマンスデータレコーダー
・サイドブラインドゾーンアラート
・リアパークアシスト
・リアクロストラフィック
・ミラーヒーター
・フロント&サイドエアバック
・盗難防止システム
・ワイヤレスモバイルチャージ
・リモートエンジンスタート

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Reference:motor1.com