これは一体?マイナーチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー200をスパイショット。メッキ加飾で更にオラオラ顔をアピール

2022-07-06

中東市場向けのマイナーチェンジモデルの可能性が高いようだ

国内某所にて、トヨタのマイナーチェンジ版・新型ランドクルーザー200(Toyota New Land Cruiser 200)と思われる車両が目撃に。

海外の自動車ニュースサイトAutocarが公開している今回の新型ランドクルーザー200ですが、国内市場向けとはちょっと異なるフロントヘッドライトやメッキ色を加味したアイライン、フロントグリルも2本の水平基調となるメッキバー、フロントフォグランプ周りにもメッキのアクセントが追加されたことで、全体的にオラオラ度が更に強くなったのではないかと思います。

なお日本市場向けのランドクルーザー200においては、2020年内にマイナーチェンジを施す予定は無いことから、中東市場向けに改良された個体である可能性が高いと言われています(情報筋より一部改良は入る模様)。

中東市場向けのランドクルーザーといえば、先日特別仕様車となるヘリテージ・エディション(Heritage Edition)が発表・発売されたばかりですが、恐らく特別仕様車をきっかけにマイナーチェンジが施されたのではないかと思いますね。


新型ランクル200は、中東市場のニーズを高めて商品力の大幅アップも期待できる?

そしてこちらがサイドから撮影された新型ランドクルーザー200。

足もとのアルミホイールもスパイラル形状風の大口径タイプを装着し、スポーティで引き締まった印象を受けますね。

インテリアのスパイショットは無いものの、Autocarの情報によれば最新のインテリアシェードや大型化されたタッチスクリーンシステム、フルデジタルインストルメントクラスター、そしてワイヤレス充電器が装備されるとのこと。

気になるパワートレインについてですが、確定事項ではないものの、ランクル200の象徴ともいえるV型8気筒エンジン(最高出力304hp/最大トルク439Nm)が廃止となり、その置き換えとしてV型6気筒ターボチャージャーエンジンが搭載されるとの噂がありますが、これに関する真偽は不明なままとなっています。

中東市場でのランクル人気はとにかく異常

ちなみに中東でのランドクルーザー200の人気は異常に高く、特に砂漠でのサファリツアーに配備されたランクル200の多さがとにかく目立つとのこと。

過去に知人が旅行目的でUAEドバイに訪問したのですが、同じオフロードSUVの日産パトロールや高級SUVのロールスロイス・カリナン/ベントレー・ベンテイガよりもランクル200を見る確率の方が圧倒的に高かったと説明していて、とにかく現地の日本車に対する愛情の深さや、ランクル200にかける想いやカスタム熱が凄く、一緒に旅行していた奥様も若干引いていた程。

そんな大人気モデルのランクル200がマイナーチェンジともなれば、おそらく中東の人間は歓喜に満ち溢れるのではないかと予想できますが、フルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300が登場したら更にとんでもないことになりそうですね(ちょっと想像しただけで怖い)。

FMC版300系ランドクルーザーに関するこれまでの情報や噂をまとめてみた

これまでトヨタのフルモデルチェンジ版・新型300系ランドクルーザーについて、様々な情報や噂(報道)を公開してきましたが、この辺りで最も現実味が高く、それでいていつもお世話になっているトヨタディーラーにて得られた情報を交えながらまとめていきたいと思います。

ちなみに、一部メディアの情報では2020年7月ごろに登場すると報道されていましたが、役員審査会においてマイナーチェンジレベルの変更にしか見えないという厳しい意見により、大幅な変更が余儀なくされるとのことで、結局発売時期は2021年4月頃と約8か月程のずれ込みになるようです(トヨタディーラーの2020年販売スケジュールにも新型ランクルの記載は無かった)。

次期ランクルはこれまでの噂通り”300系”を名乗る?

そういえばアメリカ市場においては、現行の200系ランドクルーザーをもって2022年以降に販売終了するかもしれないという情報が入ってきていますが、日本国内にて販売されるであろう次期ランクルが200系→300系に変更されるのではなく、まさかの30系に変更されるかもしれないとの噂も浮上しています。

これは自動車情報誌マガジンXさんが公開している情報なのですが、その内容を参考にさせていただくと、トヨタが採用する次世代プラットフォーム(フレーム構造をベースとした新世代TNGA技術を用いるハイブリッド版?)を搭載することをきっかけに、車両の型式も見直していくとの考えがあるそう。

1998年のモデルチェンジより100系を名乗ってから200系にアップデートされ、次のフルモデルチェンジでは300系を名乗る流れになっていたものの、どうやらこの数字が3ケタから2ケタ化(トヨタ・現行クラウンであれば、S220系→SH20系)へと変更されるかもしれないとのこと。

もちろん、このタイミングでランクル30と名乗っても「えっ?ランクル70とかランクル40よりも低い数値になるの?」という疑問も残りますし(確かに20系と40系は過去に発売されたものの、30系のランクルはラインナップされていない)、仮にもランクル30と名乗ったとしても、次のフルモデルチェンジの際にはランクル40と命名されるわけで、そうなる1960年代に登場した40系とカブってしまうのでとにかくややこしくなります。

こうした様々な問題が重なってくることから、トヨタ社内の開発チームより「ランクルに関しては特例を認めて欲しい」という依頼があるそうで、現在2ケタ化されているトヨタのラインナップモデルのなかで、ランドクルーザーだけは3ケタを継続するという流れを作ろうとしているとのことです。

次期ランクルはTNGAとフレーム構造のハイブリッドとの情報も?

ちなみにフレーム構造&TNGAプラットフォームのハイブリッド版を採用した場合のボディサイズとしては、ワイド&ロースタイルが採用された全長4,970mm×全幅1,985mm×全高1,860mmととにかくダイナミックになると予想。

現行モデルに比べて全長+20mm/全幅+5mm/全高-20mmということで、全幅は完全に都心部の立体駐車場に収まる気配はないものの、全長5,000mmを超えるレクサスLXに比べたらまだコンパクトな方だと思います。

気になる次期型のデザインはどうなる?

ちなみにマガジンXさんがイメージしている完成予想レンダリングはこんな感じ。

フロントエンドの形状については、現行の200系と概ね同じでありながら、フロントのヘキサゴン形状のようなグリル内については太い3本の大きなメッキ仕上げとなるフラットバーが設けられています。

加えてフロントヘッドライトは、これまでのトヨタ/レクサスが採用しているような三眼LEDヘッドライトではなく二眼タイプで、逆L字のシームレスなデイタイムランニングライト(DRL)らしきものが採用されていますね。

ウィンカーはシーケンシャル?それとも点滅?

気になるウィンカーについてはまだ何もわからないものの、トヨタの主要モデルともいえるライズ/C-HR/ハリアーが流れるタイプのシーケンシャルウィンカーを採用している以上は、必然的にフラッグシップモデルもシーケンシャルを採用してくるのではないかと考えるも、しかし新型RAV4ではまさかの豆球の点滅だったので、この辺りは何とも言えないのが正直なところですね。

パワートレインは大きく2種類がラインナップ予定

パワートレインについてですが、今のところレクサスLSにも採用されるような排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンにシングルモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムが採用されるだけでなく、排気量3.3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンも搭載される予定とのことで、3.5Lディーゼルターボに比べてトルクを少し抑えつつも、環境法規制を何とか満たすために日本市場のみならず欧州市場での市販化に力を入れる可能性もあるかもしれません。

現時点で濃厚と考えられるまとめ情報は以上の通りとなりますが、あとは安全装備がどういったものが採用されるのか、新型ハリアーでも採用されるデジタルインナーミラーは採用されるのか?など色々と細かいところも気になりますが、この辺りはディーラーにて新たな情報が入り次第展開していきたいと思います。

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Reference:AUTOCAR