フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの実車インプレッションにて気になるポイントをチェック。12.3インチディスプレイの罠や後席アームレストなど【動画有】

2022-07-06

新型ハリアーは実車で見れば見るほど不満に思う部分は多いかもしれない?

2020年6月17日に発表・発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)ですが、まだ発売前であるにもかかわらず既に先行予約は15,000台を突破。

私もディーラー一番にて契約させていただいた新型ハリアーですが、続々と実車インプレッション&試乗動画がYoutubeにてアップされていますね。

今回は、実車インプレッション動画にて気になったポイントをいくつかピックアップしていきたいと思います。

動画を参考にさせていただいたのは、分かりやすく親しみのある表現とマイルドな評価でお馴染みとなるLOVECARS!TV!さん。

既に拝見されている方も多いかと思いますが、この動画を通して実車でしか見えてこない気になるポイントをいくつかチェックしていきましょう。


①:ナビゲーションディスプレイ

まずは、最も気になっていた新型ハリアーより採用の12.3インチSDナビゲーションワイドディスプレイ。

中間のGグレードではメーカーオプション扱いとなり、上位のZグレードでは標準装備となる12.3インチナビゲーションディスプレイですが、12.3インチは液晶ディスプレイ全体ではなく、ディスプレイフレームも含めてのサイズとなるため、正味のディスプレイサイズは上の赤枠の範囲のみ。

こうして見るとは、めちゃくちゃ細長い印象を受けますね。

実際にディスプレイを起動させての映像がこんな感じ。

レクサス同様に、ナビゲーションとエネルギーモニターの2画面構成となっていますが、ナビゲーションの1面だけに設定することも可能です。

レクサスNXの10.3インチナビゲーションディスプレイ

ちなみに、こちらはレクサスNXの10.3インチディスプレイ。

液晶ディスプレイとフレームのクリアランスはそこまで大きくなく、極端にワイドという感じでもないのがわかりますね。

なおこんな感じにて、テレビとナビゲーションを2画面に設定することも可能(駐車中に撮影しています)

もちろん、テレビのみの1画面に設定することも可能ですが、アスペクト比の関係でこれ以上ワイド化にすることは不可能なため、どうしても両サイドに黒の余白ができてしまいます。

恐らくこの仕様は、トヨタ新型ハリアーでも同様になると思われるものの、ナビサイズに対してテレビもしくはビデオ映像の比率があまりにもバランスが悪くなるため、かなり見づらくなるのではないか?と思ったりしています。

②:メーター&インフォメーションディスプレイ

続いては新型ハリアーのメーター&インフォメーションディスプレイについて。

中央には7インチのTFTマルチカラーシステムが採用され、両サイドにはアナログメーターが装備されていますが、こうした古典的なデザインはトヨタのあまり宜しくないところで、そろそろこうしたレイアウトから卒業し、フルデジタル液晶ディスプレイに切り替えた方が良いのでは?と思ったり(ぶっちゃけチープに見える)。

この辺りは、良くも悪くもレクサスにも引き継がれているため、何かしらのきっかけでデザイン刷新を期待したいところです。

あとはグローバルモデルを謳っている以上、速度メーターを180km/hまでにするのもちょっと…とは思ったり。

そこまでのスピードを出すことは無いのですが、レクサスのように220~260km/hまで表記することでちょっとしたユニークさを出すのも良いのではないか?と感じたりもしますね。

③:バニティランプがハロゲン?

続いての気になるポイントは、サンバイザーの内側に設けられたミラーのオープン/クローズで連動するバニティランプ。

動画ではLEDと説明していますが、光りの色味からしてLEDバルブではなくハロゲンである可能性が高く、この点も結構チープに見えてしまいますね。

折角の都会派&プレミアムSUVですから、こういったところはケチってほしくないところです。

④:後席の足元が狭い?

続いては後席を見ていきましょう。

モータージャーナリストの河口まなぶ 氏も指摘していますが、フロントシートレールの影響で、足元が内股状態になってしまうのがちょっと残念。

これは構造上仕方のないところなのですが、こうして見ると狭さが目立ってしまうような印象を受けます。

⑤:後席アームレスト

そしてこちらは個人的に気になっていた格納式リヤセンターアームレスト。

ソフトパッド部分に埋め込み式でドリンクホルダーが設けられていますが、ペットボトルなどを置いてしまうと、肘置きのエリアがかなり狭くなってしまうという問題に。

これは子供も「使いづらい」とクレームを出しそう…そしてドリンクホルダーにこれといった工夫が無いため凄くチープに見えますね。

こちらはレクサスNXのリヤセンターアームレストになりますが、こんな感じで格納式にしてほしかったのが正直なところです。

⑥:エアコンの吹き出し口とUSB充電ポート

そしてこちらは新型ハリアーの後席用エアコンの吹き出し口。

まさかのメッキ加飾無しのフルプラスチック…これはかなりチープだなぁ…

その下には携帯充電用のUSBコネクタがありますが、個人的にはエアコンの吹き出し口の上に設けてほしいと思ったり…っというのも、子供が乗ったりするとジッとしてられないので、USBケーブルを差し込んだところに足が当たってしまったりで壊す恐れもあるので、安全面などを考えたら「上の方が良いんじゃない?」と思ったりします。

気になったポイントは以上となりますが、色々と見ていくとまだまだ不満に思う部分もあるかもしれません。

もちろん、そういったところは遠慮なく言っていこうかと思っていますし、良いところもたくさんあるので、定期的に更新していけたらと思います。

 【トヨタ新型ハリアー(プロトタイプ)を一番乗りで内装外装、徹底的にチェック!/TOYOTA HARRIER WalkAround】

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また、これから新型ハリアーを検討されている方や、どれぐらいの費用感になるのか?が気になる方は、以下の関連記事にて新型ハリアーのグレード別見積もり内容とメーカーオプション価格、ディーラーオプション、残価率、納期、そして値引き・割引き情報を全てまとめているので、是非とも参考にしていただけたらと思います。

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