【世界に一台のみ】ワンオフ仕様のケーニグセグ・アゲーラRSNが約5.5億円にて販売中。完全に謎とされていた希少モデル、走行距離は意外と多めの1.1万km

2022-07-07

まさかの幻のアゲーラRSNが中古車市場に登場するとは…

ケーニグセグが世界限定25台のみ販売した究極のハイパフォーマンスモデル・アゲーラRSシリーズですが、このモデルをベースにしたワンオフモデルとなるアゲーラRSN(Koenigsegg Agera RSN)が欧州の中古車市場にて販売されています。

アゲーラRSシリーズといえば、日本市場限定3台のみ販売されたアゲーラRSRが存在しますが、このモデルよりも更に希少とされているのが今回のRSNで、しかもほとんど表の世界に登場することのなかった幻の一台でもあります。

そんな超希少なアゲーラRSNの中古車販売価格は、約5.5億円というとんでもない価格帯に販売されていて、ブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)よりも高額であることがわかります。


アゲーラRSNの細部やスペックをチェックしていこう

そんな超希少モデルのアゲーラRSNを見ていくと、ボディカラーは何とも爽やかで珍しい「ジョシュ・ブルー」と呼ばれるもので、ラベルの付いたブルーのシェードやホワイトのアクセントが追加されていて、おまけにボディパネルはフルカーボンファイバー仕様となっているので、ボディカラー代だけでも数百万円のオプション費用が発生しています。

基本的なボディスタイルはアゲーラRSと変わらずで、パワートレインも排気量5.0L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力1,160hp/最大トルク1,280Nmを発揮しますが、E85燃料を使用することで最高出力1,360hp/最大トルク1,370Nmへと大幅にアップすることも可能になっています。

そしてこちらは、ケーニグセグが特許を取得している90度回転する特殊なドア開閉方法のラプター・ドア。

本来の名称はディヘドラル・シンクロ・ヘリックス・アクチュエーション・ドアとなっていますが、おそらくこの名称で呼ぶ人はほとんどいないでしょうし、それであれば簡易的なラプタードアの方が話は進めやすいと思います。

足もとのホイールはもちろんカーボンファイバ。

”フル”カーボンを使用したホイールは、今のところケーニグセグだけではないかと思われます。

インテリアもブルーとブラックにまとめられたスパルタン仕様

こちらがインテリア。

意外にも右ハンドル仕様で、ブルーのアルカンターラを使用したトリムやカーボンファイバのオーナメントパネル等、とにかく軽量且つお金のかかった素材をふんだんに使用しているのがわかりますね。

超極太のサイドシルには、”Agera RSN”の表記も。

ちなみにこのモデル、走行距離は11,100kmとそこそこに走り込まれており、納車された国はイギリスとのことですが、オーナーは明らかになっておらず。

おまけに納車後、すぐにイギリスのVMax200イベントにおいて、ケーニグセグのファクトリードライバーであるニクラス・リヤ氏によって389km/hまでスピードを出した一台ともいわれています。

そんな超希少なアゲーラRSNは、先述の通り約5.5億円にて販売されていますが、おそらく今後更にその価値を高めるだろうとのことです。

【1360Hp ONE-OFF Koenigsegg Agera RSN – One-Megawatt Engine inside – Goodwood Festival of Speed (FOS)】

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Reference:CARSCOOPS