トヨタ・クラウン/プリウス/オーリスなど計26万台超えの大規模リコール!オーディオアンプの回路が不適切なため、火災発生の恐れも

ヘッドライトの光度が低下して基準を満足できなくなる恐れも

続いてはトヨタ・クラウンの1車種・計228台にリコール。

リコール内容としては、前照灯において、タクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがあるとのこと。

そのため、そのまま使用を続けると集光不足となり、光度が徐々に低下し最悪の場合に保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[クラウン(タクシーなどの事業用)]
・DBA-GRS210/GRS210-6001551~GRS210-6016384/平成25年 1月 9日~平成27年 5月21日/22台

・DBA-GRS211/GRS211-6002132~GRS211-6005844/平成25年 4月18日~平成27年 1月23日/4台

・DBA-GRS214/GRS214-6000330~GRS214-6004588/平成25年 1月11日~平成27年 3月14日/2台

・DAA-AWS210/AWS210-6000755~AWS210-6096127/平成25年 1月30日~平成27年 9月11日/193台

・DAA-AWS211/AWS211-6000652~AWS211-6005242/平成26年 8月 6日~平成27年 7月 6日/7台

改善措置としては、全車両、前照灯の反射板を対策品にし、レンズを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。


最悪の場合、火災が発生する恐れも

最後は、トヨタ・クラウンのプレミアムサウンドシステムを装着しているモデル2車種・計15,000台に大量リコール。

リコール内容としては、オーディオアンプにおいて、回路構成が不適切なため異物混入の影響を配慮できていない回路で短絡が発生した場合、既存の保護回路が機能せず基板が焼損することがあるとのこと。

そのため可燃性ガスが発生し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生していないものの、既に2件の不具合が発生しており、更に市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[クラウン]
・DBA-GRS200/G R S 2 0 0 – 0 0 2 6 8 7 9 ~ G R S 2 0 0 – 0 0 3 6 8 3 6/平成2 1年 3月2 5日~平成2 2年 2月 1日/277台

・DBA-GRS201/G R S 2 0 1 – 0 0 0 3 6 0 9 ~ G R S 2 0 1 – 0 0 0 4 2 6 3/平成2 1年 4月1 0日~平成2 1年1 1月2 0日/23台

・DBA-GRS202/G R S 2 0 2 – 0 0 0 1 0 0 1 ~ G R S 2 0 2 – 0 0 1 4 9 3 8/平成2 0年 1月2 3日~平成2 0年1 1月2 0日/715台

・DBA-GRS202/G R S 2 0 2 – 1 0 0 0 0 2 0 ~ G R S 2 0 2 – 1 0 1 2 6 8 7/平成2 0年1 1月2 7日~平成2 4年1 1月3 0日/489台

・DBA-GRS203/G R S 2 0 3 – 0 0 0 1 0 0 1 ~ G R S 2 0 3 – 0 0 0 5 2 6 1/平成2 0年 1月2 3日~平成2 4年1 1月1 5日/401台

・DBA-GRS204/G R S 2 0 4 – 0 0 0 1 0 0 1 ~ G R S 2 0 4 – 0 0 1 7 8 1 3/平成2 0年 1月2 3日~平成2 4年1 2月 3日/2,966台

・DAA-GWS204/G W S 2 0 4 – 0 0 0 1 0 0 3 ~ G W S 2 0 4 – 0 0 2 7 2 4 0/平成2 0年 1月2 3日~平成2 4年1 2月 7日/3,966台

[クラウン・マジェスタ]
・DBA-URS206/U R S 2 0 6 – 1 0 0 0 0 0 2 ~ U R S 2 0 6 – 1 0 0 7 8 3 9/平成2 1年 2月2 3日~平成2 5年 7月2 6日/5,072台

・DBA-UZS207/U Z S 2 0 7 – 1 0 0 0 0 0 1 ~ U Z S 2 0 7 – 1 0 0 1 1 6 2/平成2 1年 2月2 3日~平成2 5年 7月1 8日/1,091台

改善措置としては、全車両、オーディオアンプにヒューズ付き電気配線および金属製ブラケットを追加するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②国土交通省③