フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアー・ガソリンZ”Leather Package”の走りの質感は高い?加速性能やブレーキの利き等もチェックしていこう

新型ハリアーの走りは低速域になると弱みが出てしまう

先程は新型ハリアーの高速域での走りをお伝えしましたが、これが低速域や停車状態からの加速になると、特に1速時のエンジンの鳴きと回転数の異常な上がり具合は悲しくなってくるものがありますが(エンジンの鳴きという要素だけを見たら、ちょっと軽自動車に乗っているような感覚?)、それを除けば1,000rpmでの安定した走りを提供してくれますし、乗れば乗るほどに評価が高くなっていく印象です。

そういった意味では、ガソリンモデルでここまでの高い走行性能を提供してくれるのと、ハリアーというトヨタの主要ブランドで299万円から販売するのは驚きで、ハイブリッドモデルに比べて圧倒的にコスパ最強のSUVなのではないかと考えています。

正直、ここから登場してくるSUVモデルはかなり苦しくなると言いますか…車格は違えど日産・新型キックス(Nissan New Kicks)やフルモデルチェンジ版・新型エクストレイル(New X-Trail)など、かなりハードルの高いSUV競争になることは間違いないと思います。


新型ハリアーはとにかくエンブレが利きまくる

続いてはエンジンブレーキ(エンブレ)。

これはハイブリッドモデルの回生ブレーキ同様で、ガソリンモデルのエンブレの利きがとにかく凄いこと。

特に街中での低速域での走行の際、少しアクセルで加速してその後アクセルを離した瞬間のエンブレの利きたるや、3km/h~6km/hといった数字で見る下がり幅や、シートへの張り付きによる直感的な「あっ、今凄い減速した」という感覚が明確にわかるレベルで、これについては意見様々ですが、個人的には不用意なブレーキをする必要が無くなったと考えて高く評価しています。

特に峠などの下りの際には、センターシフトを”D”レンジから”M”レンジに切り替え、シフト手前に引くことでシフトダウンし、エンブレを更に強力にするのですが、正直これだけでも十分なブレーキ代わりになっているんですね。

これだけエンブレが利くのであれば、更にクイックな操作が可能なパドルシフトを付けるべきだったのでは?と思ったりもしますが、プレミアムSUVだったり都会派SUVといったコンセプトがある中で、スポーティな要素は走りの一部に盛り込む以外に極力排除しているのがハリアーだと考えているので、この辺りは致し方ないのかな?と思ったりしています。

フットブレーキによる制動力はイマイチ?

ただその一方でちょっと残念に感じているのが、フットブレーキの利きの甘さ。

ちょっと比較する車種は異なるかもしれませんが、私が以前乗っていたレクサスNX300h F SPORTやマセラティ・レヴァンテ(Maserati Levante)と比較すると、ブレーキを踏みこんだ量に対するハリアーの制動力が思った以上に少なく、気持ち的には「結構強く踏まないと止まらない」という認識で操作したほうが良いかもしれません。

これは今まで乗ってきた車両によって評価は異なるので一概には言えませんが、特にスポーティなクルマに乗ってきた方々にとっては、新型ハリアーのブレーキ力はそこまで強いものではなく、どちらかというとマイルドさが際立つので、試乗する際には「強めのブレーキを心掛ける」というのを頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。

これは低速域だけでなく、高速域でも顕著に表れるので注意が必要だと思います。

なお、私の新型ハリアーに関する納車後インプレッション/燃費/メンテナンス/維持費などのはコチラにてまとめております。

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