マクラーレンの新デザインディレクターはロブ・メルヴィル氏に決定。「570S」のデザインを担当した若きスペシャリスト

2020-05-26

先日、マクラーレンのデザインディレクターであり、元MINIの設計兼デザインリーダでもあったフランク・スティーブンソン氏が、デザインチームをリードするために再びMINIに戻ることになったという記事を公開しましたが、今回マクラーレンから、フランク氏に代わる新たなデザインディレクターを発表しました。

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今回のフランク氏の異動により、新たなデザインディレクターとして、ロブ・メルヴィル氏が就任することとなりました。
彼は、ジャガー&ランドローバーでのキャリアを得た後に、マクラーレンに2009年入社した若き精鋭で、わずか5年後にはチーフデザイナーに任命されるほどのエリート(ちなみに、「レンジローバー・イヴォーク」も彼がデザインしていた)。
2011年には、マクラーレンが人気のきっかけとなった「MP4-12C」の開発に携わり、その中でシニアデザイナーとして設計チームと協力しながら開発を進めていたとのこと。

また、それ以外にも「P1」をはじめ「650S」「675LT」等のデザインにも取り組んだ経験もあり、2016年には、彼がデザインしたとされる「570S・クーペ」が国際的デザイン賞となる「レッド・ドット・デザイン賞」の最優秀賞を受賞し、マクラーレンの認知度を更に広げた人物でもあります。
今後、マクラーレンは「F1」の後継モデルとなる「ハイパーGT」や、4座シートモデル等も開発予定となっており、その中にロブ氏の存在が大きな影響をもたらすことは間違いなく、今後のマクラーレンの進化に期待したいところですね。

Reference:autoevolution