フェラーリ「812スーパーファスト」のレビュー動画が解禁。V12NA最高、レスポンス最高、でも…【動画有】

2020-05-27

AUTOCARより、フェラーリの最新12気筒自然吸気モデルとなる「812スーパーファスト」のレビュー動画が遂に解禁に。

「812スーパーファスト」は、前モデル「F12ベルリネッタ」の後継モデル(改良モデル?)となっており、以下の通りスペック面でも大きな向上が見られています。

・排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジン搭載
・新規でのシャシー技術を採用
・最高出力800psで、最大トルク705Nmを発揮
・エンジンはもちろんフロントマウント
・恐らく”V型12気筒自然吸気エンジン”としては最後のモデル
・7速デュアルクラッチギヤボックスに対応
・0-100km/hはわずか2.9秒、0-200km/hは7.9秒にて到達
・最高速度は340km/h
・電動パワーステアリングが追加(スライドスリップコントロールテクノロジーにて動作)
・後輪駆動モデル


その一方で、この個体は、最後のV型12気筒自然吸気モデルということもあり、全世界からのオーダーも殺到していて、日本国内においても、3年分以上の割当てオーダー数が完売し、納期もかなり長めの2~3年半という事態に。

そんな期待度MAXの「812スーパーファスト」のレビュー動画がようやく公開されたわけですが、本動画では、自動車ジャーナリストは終始絶賛。

エンジンレスポンスは非常に良く、V型12気筒自然吸気特有の甲高いスキール音、ウェットな路面においても、電動パワーステアリングが追加されたことにより、安全性だけでなくより高度なドライビングテクニックを磨くことができる、最高のGTスポーツであるとコメントしています。

しかし、その一方では、気になる点もいくつかあるとのことで、車内の防音性については「F12ベルリネッタ」の方が高く、”スーパーカーを操作している”という走りの楽しさや牙を抜けるようなV12特有の荒々しさにおいては、ランボルギーニ「アヴェンタドール」が上であるとのこと。

ただ、トータルバランスや走りの質、軽快さ、デザイン性といった面においては、フェラーリがこれまで培ってきた技術をしっかりと踏襲しており、かつ先進的な機能を交えた現代的なスーパーGTカーであるともコメントしています。

Reference:AUTOCAR