これは凄い。TVRの新型「グリフィス」はポルシェ「911ターボS」よりも優れたパワーウェイトレシオを得る模様

2020-05-26

グッドウッド・リバイバルでの世界デビューに向けて、TVRの新型モデル「グリフィス」の新たな情報を入手。
どうやら「グリフィス」のパワーウェイトレシオ(出力重量比)が、ポルシェのパフォーマンスモデル「911ターボS」よりも優れていることが判明。

パワーウェイトレシオとは、クルマ等の動力性能のうち、主に加速能力を表す指標として用いられる比率を意味しており、エンジンの出力に対して車体重量が軽ければ軽いほどに加速性能が高くなることを意味します。


具体的には、新型「グリフィス」のパワートレインは、排気量5.0L コスワース製V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力480psを発揮するわけですが、これに対して車体重量は1,250kg以下になるため、1トンあたりに出力する値は384psとなります。

それに対してポルシェ「911ターボS」は、排気量3.8L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力580psを発揮するものの、車体重量が1,605kgとなるため、1トン当たりに出力する値は361psで、「グリフィス」よりも下回るパワーウェイトレシオとなります。
これにより、「グリフィス」の加速性能は非常に高いことが伺えますが、実際の数値としては0-100km/hの加速時間は4秒以下で、最高時速は320km/h以上になるとのこと。

なお、TVRのジョーン・ケイシー氏は「私たちは、新型車の性能基準を確立することに対して常に貪欲且つ厳格な姿勢を示していきたい。パワーウェイトレシオや実用性、品質基準に対する当社の考えは、常に高く設定しているため、かならずレベルの高い競争を行っていくことは間違いないだろう」とコメントしています。

Reference:Zero 2 Turbo

関連記事:0-100km/hは4秒未満。TVRの新型モデル「グリフィス」のティーザー画像が公開に

TVRが1947年に創立してから70周年を迎える今年、新型モデルとなるスポーツカー「グリフィス(仮)」が世界初公開されることが判明しており、更に今回新たなティーザー画像が公開されています。

「グリフィス(仮)」は、「マスタングGT」にも搭載される排気量5.0L コスワース製V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は500ps、車体重量は1,250kg以下になると言われています。

なお、トランスミッションは6速MTのみ、0-100km/hの加速時間は驚異の4.0秒未満、最高速度は322km/hにも到達するスーパーカー並のスペックを有しています。
ちなみに、TVRは「グリフィス」の初回限定500台のみ生産されるローンチエディションを発表していましたが即完売。価格は日本円にして約1,250万円と公開しています。