ヘネシーが1,200馬力超えのシボレー「コルベットC7 ZR1」をチューニング、0-100km/hは驚異の2.2秒

2020-05-27

アメリカの有名チューナ・ヘネシーパフォーマンスが、以前発表されたばかりのシボレー「コルベットC7」のハードコアモデルとなる「コルベットC7 ZR1」専用チューニングキット”HPE1200″を早くも発表しました。
このチューニングキット”HPE1200″は、「コルベットC7 ZR1」に搭載する既存のLT5エンジンを置換え・チューニングすることで排気量6.2L→7.0L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力765ps→1,216ps、最大トルク968Nm→1,446Nmへと向上。トランスミッションは7速MT又は8速ATとそのままで、0-100km/hの加速時間は驚異の2.2秒、0-400は9.2秒にて到達、最高時速は370km/h以上となる模様。


もちろん、ヘネシーはこうしたチューニングキットに加えて、エンジンの耐久度を向上するためにテキサスに本拠地を置くアフターマーケットと協力し、カスタムシャフトとストローククランクシャフト、鍛造スチールコネクティングロッドとアルミピストン、ポート付きシリンダーヘッド、アップグレードタイプのバルブトレーンを改善。それ以外にもサック・スクイズ・バンブローは、吸熱量が多いということもあって、インタークーリングシステムとインターくらーがハイフロー仕様となるように改善も施しているとのこと。

エンジン保証としては約20,000/1年間と限定保証が適用され、最もハイパフォーマンスな93オクタンのシェルV-Powerガソリンを使用。Pennzoilは、ウルトラプラチナム合成油にて潤滑を行うとのこと。
ただし、今回のチューニングキットを搭載する場合、置き換え前のLT5のエンジンはシボレーの公式保証適用外となるため注意が必要となっています。

Reference:autoevolution

関連記事:シボレー「コルベットC7 ZR1」が遂にアンヴェール。最高時速337km/h以上、「Z06」よりも70%のダウンフォースを発生

昨日、アメリカの自動車メーカ・シボレーが、「コルベットC7」のハードコアモデルとなる「コルベットC7 ZR1」を遂にアンヴェールしました。
今回公開されている「コルベットC7 ZR1」は、排気量6.2L LT5のイートン製V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力765ps、最大トルク968Nmを発揮。トランスミッションは7速MT又は8速ATのいずれかが選択可能となっています。なお、最高時速は337km/h以上となる模様。

今回の「コルベットC7 ZR1」は、新たなフロントフェイスにダウンフォースを強化したシボレー独自が開発したカーボンファイバ製フロントアンダーウィングが装備され、これに加えて同じカーボンファイバ製ハローフードと4つの新たなラジエータも装備されています。

今回のZR1では、2種類の空力スタイリングパッケージが用意されています。
一つは標準装備となるローウィングで、最高時速を実現できるよう設計されており、「Z06」のエアロパッケージよりも最大70%のダウンフォースを発生させることが可能となっています。
もう一つは、オプション装備となるZTKパフォーマンスパッケージで、こちらはフロントスプリッターを設けることで約430kgのダウンフォースを発生することが可能となり、更には調節可能なハイウィングも追加。
その他の装備には、ミシュラン製パイロットスポーツカップ2のサマータイヤ、シャシーの改良、更には大きなコーナリンググリップを提供するリターン式磁気式ライドコントロールシステムを装備。

オプションはまだまだ充実しています。
オレンジのブレーキキャリパカバーやオレンジカラーのアクセントが決め手のセブリングオレンジデザインパッケージにより過激な外観を得ることも可能。
パッケージ内容としては、オレンジカラーのシートベルトやオレンジのコントラストステッチ、そしてブロンズアルミ製インテリアトリム等も含まれています。

インテリアについては、ナッパレザー製シート、カーボンファイバリムステアリング、Boseプレミアムオーディオシステム、パフォーマンデータレコーダ等も装備され、「コルベットC7」よりも更に充実したオプションが提供され、スパルタンさだけにとどまらないスーパースポーツモデルとなります。

【関連記事】
シボレーが「コルベットC7 ZR1」リーク後、11/12(日)にデビューを発表。0-100km/hは3秒以下【動画有】
シボレー「コルベットZR1」が発表前にリーク。カーボン多用でアグレッシブなヴィジュアルに