世界限定30台。ロータスが極限まで軽量にこだわったハイパワーモデル「エリーゼ・カップ260」を発表

2020-05-26

中国・上海の吉利汽車(ジーリー)の傘下となったイギリスのスポーツカーメーカであるロータスが、「エリーゼ・カップ250」をベースとした30台のみ製造する世界限定モデル「エリーゼ・カップ260」を販売。
この個体は、レーシングモデルからヒントを得た究極のハードコアモデルで、軽量カーボンファイバコンポーネントを標準装備し、更には高度な空力学を活かしてエアロダイナミクス性能を向上し、カーボンファイバ製フロントスプリッターとリヤウィングを装着することで、最高時速243km/hに到達した際に最大180kgのダウンフォースを獲得しているとのこと。


今回販売された「エリーゼ・カップ260」は、外観にイギリス国旗の象徴となるユニオンジャックをリヤウィングエンドプレートに装備し、更には優勝旗の頂点を意味するチャンピオンシップゴールドをボディカラーに採用。

その他には、シルカバーやロールフープカバー、フロントアクセスパネル、エンジンカバー、ツーピースブレーキディスク等、ほぼ全て「エリーゼ・カップ」の有償オプションが標準にて装備されます。
おまけに今回の新型では2ウェイ式の調整可能なニトロダンパーも装備。

性能面においては、Hethelトラックでのラップタイムが1分32秒と、「エリーゼ・カップ250」よりも2.5秒短縮。
パワートレインは、排気量1.8L トヨタ製直列4気筒ガソリンエンジンにスーパーチャージャーのユニットを追加し、最高出力253ps、最大トルク255Nmを発揮。車体重量は僅か862kgと非常に軽量で、パワーウェイトレシオは294ps/tonと驚異的な数値をたたき出していますね。
ちなみに、0-100km/hの加速時間は3.8秒となっています。

インテリアについては、ブラックのアルカンターラシートにイエローのカラードステッチを縫合。
ステアリングホイールやシルケットカバーにもアルカンターラを採用。
シートやドアパネルには本革やタータントリムパックが用いられていますね。
アルミニウムとカーボンファイバコンポーネントを活用することで軽量と剛性を向上し、更にはBinnable製カーボンレースシートを採用することで、高級感を演出しています。

Reference:CARSCOOPS