【公式発表】アウディ「R8」の次期モデルは生産されないことが判明

2020-05-26

アウディのフラッグシップスポーツモデル「R8」の次期モデルが販売されないことが判明しました。
これは、アウディの技術開発リーダがCar and Driverとのインタビューにて発覚したことで、第三世代の「R8」の提供も置換えモデルの予定も無いと説明しており、現行の「R8」の販売を継続していくと説明しました。


アウディ「R8」が登場してから、Carsalesbaseデータによると、2011年のアメリカでの販売台数は1,145台、昨年は772台、2008年の欧州販売台数は2,935台、昨年は1,366台と大幅に減少しています。
しかも、アウディはV8→V10エンジン搭載のハイパフォーマンスモデルが登場しながらも、最も有力とされるアメリカとヨーロッパでの販売不振が続いたことが大きな要因だと言われています。

なお、アウディは現段階でプラグインハイブリッドパワートレイや、現行ハイパフォーマンスモデル「RSシリーズ」にも搭載の排気量2.9L V型6気筒ツインターボエンジンのダウンサイジング化を進行しているため、もしかすると次期フラッグシップスポーツモデルが登場する際は、V6ツインターボ(加えてハイブリッド?)が主流になるかもしれません。

Reference:CARSCOOPS

関連記事①:マジか。アウディが「R8」を超えるハイパーカーを開発中で、ランボルギーニとのパーツ共有は無し(2017/2/8投稿)

アウディが現在、スーパースポーツ部門にてラインナップ中の「R8/R8 V10 Plus」を超えるハイパーカーを開発していることが判明。
現時点でわかっていることとしては、アウディ傘下にあるランボルギーニと「R8」にて使用されているパーツやプラットフォームを共有しない、ハイパフォーマンスなモデルを作り出し、アウディ史上最もパワフルで最も高価な個体になるとのこと。

しかし、このハイパーカーの開発においては、まだ始まったばかりとのことで、ましてや全く新しいパーツやプラットフォームの開発を進めるということは、少なくとも2~3年を要すると考えられます。

アウディは以前にも、ハイパーカーをラインナップする計画が持ち出されていましたが、あっけなく脱落。

今回は本格的な設計を進めているとのことから、早々に脱落することはないと考えられるも、もしかしするとまた同じことを繰り返す可能性もありますが、来月のジュネーブモーターショー2017にて何かしらの発表する可能性もあり、この辺りは非常に気になるところではありますね。

関連記事②:【悲報】アウディの電動スポーツカー「R8 eトロン」が高すぎて生産終了へ(2016/10/14投稿)

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アウディの最上位モデルとして今年生産が始まったばかりの電動スポーツカーである「R8 eトロン」が早くも生産終了することがわかりました。
生産終了する理由としてはやはり、「価格が高すぎる」ということ。
この「R8 eトロン」の販売価格は約1億1,000万円ということから、購入するユーザーが3桁に到達しないぐらいで非常に販売不振であったとのことです。

なお、この「R8 eトロン」が生産中止されると同時に、プレミア価値が付く可能性もあるといわれていますが、基本的に「R8」のリセール率は非常に低いことから、この個体にプレミア価値が付くかどうかは微妙なところですね。