間違いなく億超え。ポルシェ創立70周年記念モデル「911スピードスター・コンセプト」がサプライズ登場

2022-06-29

ポルシェは本日、同社創立70周年を迎え、その特別記念モデルとして「911スピードスター・コンセプト」を発表。
このコンセプトモデルは、つい最近までキャッチされてきた2019年量産モデル「911スピードスター」の開発車両とは全く別物で、潜在的なシリーズを垣間見る、ブランドの本質的要素を捉えるように設計した、この世に1台しか存在しないプレミアコンセプトモデルとなります。


このコンセプトモデルは、ポルシェ最初のスポーツカーである「356 1500スピードスター」をベースとしており、よりショートで豪華なフロントスクリーンが大きな特徴となっています。
コンセプトには、ロールオーバー・プロテクション構造を隠すダブルバブルデザインのカーボンファイバリヤカバーや第3のブレーキライトなるものも搭載されています。

リヤ部のデザインについては、スピードスターの伝統的なコンバーチブルルーフの代わりに、軽量のトノカバーを備えています。
この個体のデザインを担当した人物は、カーボンファイバコンポジットフードやエクステリアミラー、1950年代スタイルのセンター燃料タンクキャップ等、多くのレトロチックなインスピレーションとコンポーネントを導入しています。

足回りについては、Fuchsデザインのセンターロック式5スポークアルミホイールを装着し、ブラックのブレーキキャリパ、カーボンブレーキをインストールしています。

インテリアをのぞいてみると、ブラウン(コニャック?)系のレザーとカーボンファイバを用いたバケットシートを装備。
ダッシュボードには、スピードスターのバッジが添付されています。

全体的にシンプルで、敢えて近未来的な造りではなく、軽量化とレトロ感の匂いを残すためにインフォテイメントシステムを廃止し、センタースタックには大きな空きスペースが設けられています。

ボディワークについては、「911カレラ4カブリオレ」と共有されていますが、ポルシェによれば、シャシーは本質的に「911GT3」から継承しているとのことで、エンジンにおいても排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力500psを発揮します。
価格帯については、一切不明ながらもオークション販売ともなれば億超えは必至。
何せ最後の”991”の名を持つコンセプトモデルですから、そのプレミア価値は相当なものだと思います。

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Reference:CARSCOOPS