【マセラティ編】金沢輸入車ショウ2019に行ってきた。あのトップレンジモデル「レヴァンテ・トロフェオ」登場で異彩を放つ雰囲気に

2020-05-27

金沢輸入車ショウ2019に行ってきた!今度はマセラティを見ていこう!

さて、昨日1月26日(土)から27日(日)まで開催の金沢輸入車ショウ2019に早速訪問してきました。
金沢輸入車ショウ2019では、石川にある輸入車ディーラ17ブランド(計100台以上)が石川産業展示館4号館に一挙に勢ぞろいし、更には特別協賛としてスーパーカーメーカーであるマクラーレン名古屋さんとアストンマーティン名古屋さん、そしてハーレーダビッドソン石川さんも同時出展。

今回はラグジュアリスポーツカーメーカでお馴染みの「マセラティ」(出展はマセラティ金沢さん)を公開していきたいと思います。


マセラティはとにかく異質ともいえる存在

マセラティ金沢さんが出展した車両は「レヴァンテ/ギブリ/クアトロポルテ/グランツーリズモ」の全4車種。
そのどれもが変わらぬラインナップとなりますが、やはり輸入車の中でもトップクラスのラグジュアリさとスポーティさを持つブランドということで、他のディーラとは異なってその存在感は全く別物でした。
早速その特別なモデルたちをチェックしていきたいと思います。

「レヴァンテ・トロフェオ」

まず先手を切るのは、マセラティ初のSUVモデルでありながら、更には最上位グレードとなる「レヴァンテ・トロフェオ(Levante Trofeo)」
実はこの個体、北陸初出展とのことで、今回のために特別に準備された一台となります。
パワートレインとしては、ポルシェ「カイエン・ターボ」並みの強力なパワーを持つ、排気量3.8L フェラーリ製V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力590ps、最大トルク730Nmを発揮します。

パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3.9秒とSUVモデルとは思えぬ驚異的な加速力を発揮し(ニュルでのSUV最速モデル・アルファロメオ「ステルヴィオ」の510psよりも更に強力)、最高時速は300km/hにまで到達します。

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なぜかブルーライトに照らされる「レヴァンテ・トロフェオ」。
その存在感をさらに強めるための演出だとは思いますが、引き締まったブラック系のボディカラーもあって威圧感は更に強くなり、周りのお客さんもかなり注目していました。

少しわかりにくいですが、細長い釣り目を持つヘッドライトと、その直下にはフロントフォグランプ、さらにその下には大口化されたエアインテークが設けられています。

サイドからみるスタイリングはこんな感じ。
SUVではありながらも、どこかクーペ風にも見える一台。
競合としてはポルシェ「カイエン・ターボ」、アウディ「Q8」あたりかと思いますが、デザイン性は圧倒的にこちらの方が上だと思います。

足元のホイールはこんな感じ。
かなりイカツイですねこれ…Y字5スポークの21インチアルミホイールで、タイヤはフロント265/40 R21・リヤ295/35 R21の極太仕様を装着しています。

リヤデザインはこんな感じ。
わかりにくいですが、リヤディフューザーはカーボンファイバを使用することで軽量化を図り、特殊構造で空力特性も向上させています。
マフラはカーボンファイバチップ装着のクワッドテールパイプとなっています。

インテリアは、何とも高級感の漂うブラックの本革シートに、レッドのカラードステッチを採用。
ヘッドレストには、マセラティのブランドロゴが縫合されています。
ちなみに、これだけのスペックと豪華な装備を持っての新車販売価格は1,990万円と非常に高額。
やはりマセラティSUVのトップモデルとブランド力も相まってこの価格はかなり強烈なインパクトがあります。

「ギブリ・グランスポーツ」

こちらはマセラティのエントリー4ドアセダンモデルとなる「ギブリ・グランスポーツ(Ghibli GranSport)」
エントリーモデルと言いながらもこの存在感。ちなみに新車販売価格は11,050,000円となります。
パワートレインは、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力350ps/最大トルク500Nmを発揮。
0-100km/hの加速時間は5.5秒と驚異的な加速力を発揮し、最高時速は267km/hにまで到達します。

ボディカラーは何とも渋いメタリックグレーとなりますが、その引き締まったボディーとブラックパーツによって更に表情を引き締め、「レヴァンテ」同様に何とも近寄りがたい雰囲気を醸し出しています。

サイドからみたスタイリングは、いかにも4ドアセダンといった印象で、クーペ風に見えないところはエントリーモデルらしさが垣間見えます。
ちなみに足元のブラックペイント処理されたホイールは20インチの大口径タイプで、フロント245/40 R20・リヤ285/35 R20の極太タイヤを装着しています。

マセラティのリヤデザインは何かそそるものがあります。
「ギブリ・グランスポーツ」のリヤもかなりの迫力があります。

インテリアはスポーティ且つお上品なダークローズカラーのフルレザースポーツシートを採用。
センターコンソールにはカーボンファイバのオーナメントパネルを設定しています。

「クアトロポルテ・グランルッソ」

こちらも定番のラインナップモデルとなった「クアトロポルテ・グランルッソ(Quattroporte GranLusso)」
ボディカラーはホワイト系の膨張色で、先ほどのメタリックグレーとは異なった別の威圧感がありあすね。ちなみにこちらも中々に高額となる新車販売価格14,050,000円。

パワートレインは、「ギブリ・グランスポーツ」と同様に排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力350ps/最大トルク500Nmを発揮。
0-100km/hの加速時間も全く同じの5.5秒となりますが、最高時速は+3km/hアップの270km/hとなります。

スペックは変わらずとも、全長が約300mmも長くなる「クアトロポルテ」。
車体重量も100kg近く異なるのに、出力値も加速時間も変わらないというのが何とも不思議なところ。
トラクションコントロール性能が高い可能性もあり、そういった意味では「ギブリ」よりも大柄でパフォーマンス性を高めた一台なのかもしれません。

ちなみにリヤデザインの重厚感もかなりのものがありますね。
まぁ美しいお尻だこと。

「グランツーリズモMC」

最後はやっぱりトップレンジモデルの「グランツーリズモMC(GranTurismo MC)」
このモデルだけは何だか全然違うオーラで、驚くほどに誰も近寄らなかった一台(いやもちろん皆さん注目してたんですけど…)。
ブラックのボディカラーということもあってか、その威圧感はマセラティの中でも圧倒的。
新車販売価格は、マクラーレン「540C」に近い22,160,000円。まぁお高いこと。

気になるパワートレインは、排気量4.7L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力460ps/最大トルク520Nmを発揮。
0-100km/hの加速時間は4.7秒と圧倒的な加速力を発揮し、最高時速は301km/hにまで到達します。

足元のホイールもかなりスポーティなダブル5スポークタイプの20インチで、タイヤはフロント245/35 R20・リヤ285/35 R20を装着します。
ブレーキキャリパはいかにもスポーティさを主張するイエローを採用しています。

リヤデザインはこんな感じ。
リヤマフラは両サイド1本出しのデュアルエキゾーストシステムを採用。

インテリアはこんな感じ。
シートはアルカンターラとレザーを採用したバイマテリアルタイプで、イエローのカラードステッチにて縫合することでブレーキキャリパとの統一を持たせた美しい一台となっています。

金沢輸入車ショウ2019のメーカ別の展示車両はコチラにてまとめております。

「金沢輸入車ショウ2017~2018」の出展風景は以下にてまとめております

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