麻薬や会社の倒産等で大忙し。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも登場の「デロリアン」を生み出したジョン・デロリアン氏のドキュメンタリー映画が今夏公開へ【動画有】
DMC CEOの壮絶なる人生を描いたドキュメンタリー映画が公開へ!
アメリカの自動車メーカであるDMC(DeLorean Motor Company)が、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも登場した近未来型ドリームカー「DMC-12」を製造し、更にはこの企業の創設者であるジョン・デロリアン(John DeLorean)氏の壮絶なる人生を描いたドキュメンタリー映画「Framing John DeLorean」が今夏より公開される予定で、その予告動画が配信されています。
DMC CEOはとにかく波乱万丈の人生だった
この映画では、主人公であるジョン・デロリアン氏が”お金・権力・政治・麻薬・スキャン・クルマ”といった生涯常に非常にややこしい世界の中で生きてきた壮絶なる人生を描いた内容になっているそうです。
「DMC-12」のスタイリングは、今現在でも世界中から愛されるスタイリングを持ち、ドアはカモメの翼をイメージしたガルウィング・ドアを採用。
このデザインは、もともと彼がGM(ゼネラル・モータース)に務めていたときにポンティアック「GTO」を開発し、そのデザインをヒントにして生み出された一台となります。
ジョン氏は、GMを1973年に退職後にDMCを設立。
その際にすぐに誕生した「DMC-12」は大きな注目を集めますが、生産性の遅れや財務上の問題等が重なり、倒産の危機に追いやられます。
更にその後、コカイン等の麻薬に誤って手を出しますが、すぐさま連邦政府の調査によって見つかってしまい、コカイン所持の疑いで逮捕されます。
結果的には無罪が言い渡されますが、彼が与えた影響力は相当に大きいものがあり、これがきっかけでDMCはすぐに倒産してしまいます。
会社設立後から度重なる波乱万丈な人生を描いた映画「Framing John DeLorean」は、今年6月7日より公開予定となっています。