ロシアの自動車メーカ・ガズ「ヴォルガ2020」コンセプトを発表。冷戦時代からのデザインを踏襲?

2020-05-26

ロシアの自動車メーカであるガズが、新たなコンセプトモデルとして「ヴォルガ2020」を発表。
ガズは、1929年にフォードと旧ソビエト連邦の共同事業にてNNAZ(ニジニ・ノヴゴロド)という名前にて設立。
1932年に市の名前がマクシム・ゴーリキーとなったことから「ゴーリキー市」に変更となり、それに合わせて社名も現在の「ガズ」に変更されたとのこと。


ガズが創業当初は、主に軍用車(GAZ-AA)を製造していましたが、その後初の乗用車として登場したのが「ヴォルガ21」でした。それからSUVモデル等も販売し、ラインナップの拡充も図られてきましたが、ここに来て新たなサルーンモデルとなる「ヴォルガ2020」のコンセプトモデルが発表。

「ヴォルガ2020」は、アレキサンダー・シュトゥルムによって描かれた、古き冷戦時代からのデザインを踏襲してきたモデルとのことで、非常に長く見える全長に対して、あまりにも低すぎる全高(ルーフ)とのアンマッチさも中々に味が出ているように思えますね。

特に今回のコンセプトモデルでは、これまで採用されてこなかったデイタイムランニングライトや、クロームアクセントのキャリパカバーと巨大ブレーキ、ブロンズ系のデュアルトーンカラー、そしてベージュ系のレザーシート等、現代と過去を調和させた不思議なフラッグシップサルーンへと展開。

この個体の具体的な発売時期や価格は不明ながらも、ガズはロシアを代表する自動車メーカでもあるため、「ヴォルガ2020」にも表記されている”2020″は、2020年に販売を意味する数字なのかもしれません。

Reference:CARSCOOPS