予想落札価格は驚愕の20億円超え。幻のレーシングカー・アストンマーティン「DBR1」初号機がオークションにて出品予定

2020-05-26

近日開催となるモントレーカーウィークのRMオークションにて、アストンマーティンの幻のレーシングモデル「DBR1」が出品予定となっています。
「DBR1」は、1959年にル・マン24時間耐久レースにおいて、強豪のフェラーリを抑えて1・2フィニッシュを飾った幻のレーシングカーとなります。
生産台数は僅か5台のみで、その内の4台はアストンマーティンのファクトリーチームが使用し、残りの1台がプライベート用として売却。

しかも、この「DBR1」には、製造ナンバーが明確となるよう「DBR1/1」「DBR1/2」~「DBR1/5」と正式名称が与えられるわけですが、今回出品予定となっているのは「DBR1/1」と正真正銘の初号機となります。


しかも、この初号機は、これまでロイ・サルバドリ氏、スターリング・モス氏、ジャック・ブラバム氏、キャロル・シェルビー氏といった世界で最も偉大なレーシングドライバが操作したモデルでもあるため、そのプレミア価値は相当なもの。

コンディションとしては、アストンマーティンを専門とする整備士によって適切に管理されていたため、ほぼ新車の状態と変わらずであり、自走ももちろん可能であるとのこと。

なお、パワートレインは排気量3.0L 自社製直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力300psを発揮。トランスミッションは、デイビッド・ブランン設計によるCG537 5速MT。
注目の予想落札価格は驚異の24億円となっていますが、やはりクラシックカーコレクターにとっては最強の一台であり、即日落札されることは確実といっても良さそうですね。

Reference:Zero 2 Turbo