VWのトータル生産台数が遂に1億5,000万台に到達。その記念すべき個体は「e-ゴルフ」【動画有】

2020-05-26

2017年8月24日、フォルクスワーゲンはトータル生産台数1億5,000万台を突破しました。
1937年に設立後、14か国・50以上の生産拠点にて主要ラインナップとなる「ゴルフ」や「ビートル」等が生産され、VWのポートフォリオとしては現在60種類以上のモデルで構成されています。
ちなみに、これまで生産されてきた「ゴルフ」は3,400万台以上、「ビートル」は2,153万台、「パサート」は20万台、「ジェッタ」が1,950万台、「ポロ」が1,700万台となっています。

今回、1億5,000万台目に生産された個体は、ちょっと意外なブルーカラーのEVモデル「e-ゴルフ」。設立当初の空冷式エンジンを搭載した「ビートル」から今日までの長い道のりを考えると、とてつもない進化を感じられますね。


フォルクスワーゲンは、ディーゼルエンジンによる排ガス不正問題を起こして以降、一度は生産数量の低下は見られましたが、その間にも同社は並行して電気自動車の開発のため、アメリカのEV自動車を製造・販売するテスラの技術を手掛かりに、様々なノウハウを蓄積。
もちろん、それ以外にも様々なガソリンモデルやディーゼルモデルの開発も進めており、2017年には、世界中で10種類以上のニューモデルを発表。2020年までには約20種類のSUVがデビューすることも計画されています。

なお、2020年からはフォルクスワーゲンブランドのEV化が積極的に進められ、更には2025年までに100万台のEVモデルが販売することで、次なる目標となる生産台数を2億台にまで伸ばすことも視野に入れている模様。

今回の成果について、フォルクスワーゲンCEOのヘルベルト・ディース氏は「1億5,000万台という台数は本当に信じられない。フォルクスワーゲンが、通勤やレジャー、レース等の目的で使用されていることが本当にありがたい」とコメントしており、今後のフォルクスワーゲンの販売台数増加と共に、更なる信頼回復に向けて着々と技術力・品質向上に向けて現行ラインナップ品も含めてブラッシュアップしていくとのこと。

Reference:autoevolution