未来に通じるものがある。ベントレーが1920年代に向けた謎のコンセプトモデル「バーキンEV」を公開。

2020-05-26

1919年に設立したベントレーは、もうすぐ100周年を迎えるわけですが、ここにきて1920年代にル・マン耐久レースにて優勝した時代への敬意を表することを目的に、謎の電気自動車モデル「バーキンEV」を公開しました。
このイメージデザインは、ベントレーデザイナーのIgnacio Mallku氏が担当したもので、「バーキンEV・スポーツクーペ」という名称を受け、2シータタイプとして描かれています。


デザインを確認していくと、フロントのワイドなグリルがタイヤの内側にまで到達し、特に複雑なデザインを必要としない「Less is More」のコンセプトをベースにデザインされていますね(ボディのプレスラインは複雑さが無く、非常にシンプルに仕上げられている)。

リヤデザインにおいても、どこかレトロ感があるにしても、近未来的なリヤテル―ランプやマフラをイメージさせるリヤディフューザーとリヤバンパーの造形はかなりハイセンス。

上面から確認したときの造形は何ともシンプルな長方形を描いていますね。
この形状はアルファロメオ「4C」での描かれた造形に近いものがありますが、角が取れない刺々しさはランボルギーニのようなアグレッシブなスタイルと言えるのかもしれません。
ちなみに、このコンセプトモデルとなる「バーキンEV」に使用される”バーキン”は、1920年代にル・マン耐久レースにて大きく活躍したティム・バーキン氏にちなんで命名されたものとなります。

Reference:CARSCOOPS