かなり希少。モナコにて、マンソリー仕様&エンツォ風に仕上げたフェラーリ「599GTBフィオラノ」が目撃に

2020-05-27

モナコにて、何とも珍しいフェラーリのGTモデルとなる「599GTBフィオラノ」が目撃。
こちらの個体、ドイツを本拠地に置くチューナーのマンソリーが手掛けたカスタムモデルで、従来の「599GTBフィオラノ」とは異なり、「エンツォ・フェラーリ」風に見立てたノーズ付きのフロントボンネットやフロントグリル、カーボンファイバ製フロントスプリッターを備えることでアグレッシブな表情へと変化していますね。


カスタムを施しているのはフロントデザインだけでなく、サイドミラーカバーやサイドスカートもカーボンファイバ製となっています(恐らくルーフもカーボンパネルを採用)。
足回りについては、シルバーカラーのマルチスポークタイプからダブル5スポークのポリッシュ仕上げとなる20インチ鍛造アルミホイールへと履き替えられていますね(斜めからの角度で見ると、フロントノーズの突出しはやはりエンツォ風)。

サイドを確認していくと、フロントフェンダー・リヤクォーターパネル共にダクト付へと置き換えられ、ワイドボディ化。
フロントフェンダー部には、フェラーリブランドを象徴するプランシングホースのエンブレムの代わりにマンソリーのエンブレムを貼付。
おまけに足回りは専用スポーツサスペンションにより30mm以上ローダウンし、絶妙な車高をキープ。

リヤデザインを確認してくと、リヤテールランプはスモークに変化し、プランシングホースもブラックに。
リヤディフューザーは、よりボリュームのあるデザインへと置き換えられ、カーボンファイバ製により軽量化と空力特性を向上。
マフラーは両サイドツイン出しからダイナミックなセンター1本出しへと変更されていますね(これはインパクト大)。

なお、パワートレインについては排気量6.0L V型12気筒自然吸気エンジンはそのままにECUセットアップされ、最高出力は620ps→720psへと向上し、0-100km/hの加速時間は「599GTO」の3.35秒よりも0.05秒短縮の3.3秒、そして最高時速は340km/hに到達するとのこと。

Reference:AUTOGESPOT

関連記事:マニュアル仕様のフェラーリ「599GTBフィオラノ」が販売中。価格は「812スーパーファスト」の2倍

過去10年間に製造されたフェラーリモデルの中でも、とにかく称賛の高かったといわれるマニュアル仕様の「599GTBフィオラノ」が(カナダ・オンタリオにある)中古車市場にて登場。
「599GTBフィオラノ」は、「575Mマラネロ」の後継モデルとして登場し、フェラーリのフラッグシップモデルとなるFR2シータGTモデルとなります。
生産台数は僅か30台でありながら、おまけに6速MTというのは見たことが無く、今回の中古車市場にて登場するのは非常に稀。

ちなみにこちらの個体、約10年間ワンオーナーのみの所有となっておりコンディションは非常に良好。
走行距離は3,913kmと比較的低走行ではあるものの、定期的なメンテナンスは実施済み。

装備としては、20インチのチャレンジホイール、レッドカラーのブレーキキャリパカバー、フロント&リヤパーキングセンサ、カーボンファイバ製のインテリア等、数多くの高価なオプションが備わっています。

ボディカラーは非っ上にシンプルレッドカラーですが、セルフコート等のメンテナンスを実施済みのため、キズ一つ無い、ほぼ新品状態。

ホイールやタイヤもコーティング、ワックス施工済みのためとても美しいですね。

内装はブラックを基調としたレッドのアクセントを加えているフルレザーシートに、プラスチックが使用される部分については全てカーボンファイバが使用。

センターコンソールにはしっかりと6速MTが備わっていますね。
シフトノブはもちろんのこと、周りもカーボンだらけ。
なお、価格は約7,900万円とかなり高額であり、フェラーリの最新モデル「812スーパーファスト」の約2倍の価格(3,910万円)ともいえますね。