あの「カウンタック」がベースのブガッティ「EB110」がオークションに登場。予想落札価格は新車価格の約3倍に
以前、イギリス・ロンドンのJoe Macari Performance Carsにて、ブラックカラーのブガッティ「EB110」の中古車両が販売されていましたが、それとは別の同モデルが、来年1月のアメリカ・アリゾナ州にて開催されるRM Sothebyオークションにて出品されることがわかりました。
ブガッティ「EB110」は、後の「ヴェイロン」を生み出した先代モデルで、ブガッティの創立者エットーレ・ブガッティ(EB)氏の誕生からちょうど110年目を迎えた際に世界限定139台のみ製造された記念すべきモデルとなります。
「EB110」はスーパーカーブームの火付け役となったランボルギーニ「カウンタック」を設計したパオロ・スタンツァーニ氏が担当し、スタイリングにおいても同じ「カウンタック」を担当していたマルチェロ・ガンディーニ氏が担当。そのため、スタイリングやドアが上に開くスタイル(シザー・ドア)は、まさに「カウンタック」そのもの。
ただ、この個体は2005年のアメリカの道路交通法の改訂が下されるまで、同国での公道走行が許されていなかったとのことで、走行距離は4,540kmとほぼ走られることはありませんでした(おまけに1オーナー)。
ただ、エンジンはもちろんのこと、外観やボディの塗料、インテリアは今年の10月にメンテナンス実施済みで非常に良好。
アクセサリ類には、1995年に納車された写真やツールキット、ケアキット、アメリカ連邦制を記録した文書等の書類が全てパッケージングされています。
パワートレインは、排気量3.5L V型12気筒エンジンに4基のIHI社製ターボチャージャーを搭載した縦型クワッドターボ。
最高出力560psを発揮し、0-100km/hの加速時間は3.5秒、最高時速は343km/hにまで到達します。
なお、新車販売価格は約4,560万円でしたが、今回のオークションでの予想落札価格は約9,000万円~1.1億円と高額になると言われています。
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Reference:motor1.com