0-100km/h加速時間1.85秒のリマック「コンセプト・ツー」、とある人物の影響で消火器常備に

2020-05-26

クロアチアの新興メーカであるリマック・オートモビリが発表した100%エレクトリック・ハイパーカー「コンセプト・ツー」(「コンセプト・ワン」の後継モデル)。
この個体から、新たに設定されたオプションとして「ハムスター・プルーフ」と呼ばれるものがあります。
それは、革張りのストラップにて固定された消火器のことで、「ヒルクライム走行中に炎上したらすぐに消化を!」というメッセージが込められています。




ちなみに、この「ハムスター・プルーフ」が設定された理由は、昨年のグランド・ツアーにてリチャード・ハモンド氏がスイスにて前モデル「コンセプト・ワン」でのヒルクライム走行中にクラッシュし、炎上してしまったことが要因であったとして、こういった窮地から救出することを目的に設定したのだとか。

なお、これについてリチャード・ハモンド氏は「世界に誇るハイパーカーに影響を与えることができ非常に光栄だ」とコメント。
残念ながら、当時グランド・ツアーにて使用された「コンセプト・ワン」は限定僅か8台のみの希少なモデルでありながらも完全に炎上・大破してしまいそれを失うことに。
最新モデルとなる「コンセプト・ツー」は、世界限定150台と生産数を拡大していますが、こちらについても希少性が高く、すぐに完売することは確実だと思います。

なお、「コンセプト・ツー」の最高出力は驚異の1,914ps、最大トルク2,300Nmを発揮するとのことで、前モデルとなる「コンセプト・ワン」よりも大幅なスペックアップとなります。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が1.85秒、0-200km/hの加速時間が4.3秒、そして最高時速は412km/hにまで到達します。
0-100km/の加速時間については、つい先日まではテスラ「ロードスターⅡ」が1.9秒、栃木発となる人材派遣・アスパーク「owl(アウル)」が1.92秒を記録していましたが、「コンセプト・ツー」が圧倒的な直線番長となりそうですね。

【関連記事】
リマック「コンセプト・ツー」が世界初公開。0-100km/h加速時間は1.85秒、まさかのバタフライドアを採用【動画有】(2018/3/8投稿)
リマック「コンセプト・ワン」がクラッシュ。ドライバのリチャード・ハモンド氏は軽傷レベル【動画有】(2017/6/11投稿)

Reference:CARSCOOPS