ダウンフォースは1,000kg発生。「マクラーレン・セナGTR」が75台全て完売

2020-05-26

以前、スイス・ジュネーブモーターショー2018にて発表されたマクラーレンのアルティメットモデル「マクラーレン・セナ」のトラック専用シリーズ「マクラーレン・セナGTR」が完売したことが明らかに。
これは、Autocarの広報担当が明らかにしたもので「世界限定75台のみで、1.8億円~もするマクラーレン・セナGTRですが、公道仕様のマクラーレン・セナを購入した半数以下のオーナーが興味を持ち、すぐさま75台分完売した」と説明しています。


先日公開された「マクラーレン・セナGTR」は”コンセプトモデル”であったとして、完成品とするにはまだまだ改良が必要になるとのことで、恐らく同モーターショーにて公開されたモデルよりもデザイン面が変更される可能性が高そうです。

「マクラーレン・セナGTR」は、2019年から生産開始するとのことで、MSO(McLaren Special Operations)によって全て手作業にて組立てられます。
世界限定500台のみ販売の「マクラーレン・セナ」よりもパワー・グリップ力・ダウンフォースが向上し、特にXXLサイズの大型リヤウィングは1,000kgという驚異的な空力ダウンフォースを発生するとして、マクラーレンサーキットのラップタイムがF1の次に速いモデルになる可能性が高いと言われています。

なお、「マクラーレン・セナ」よりも更に上位モデルとして登場する3座シートモデル「ハイパーGT BP23」は、2018年末までには発表される予定で、こちらについては情報が入り次第改めて公開していきたいと思います。

Reference:autoevolution

関連記事:「マクラーレン・セナGTRコンセプト」がジュネーブMSにて登場。限定75台のみ、825馬力発生(2018/3/6投稿)

本日より開催中のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、マクラーレンのアルティメットモデル「マクラーレン・セナ」のトラック専用シリーズ「マクラーレン・セナGTRコンセプト」が発表されました。
「P1GTR」の後継モデルともいえる今回の特別なトラック専用シリーズですが、何故か”コンセプト”という名称が付けられているにも関わらず、既に市販化が確定している超限定モデルとなります。

プラットフォームは、「マクラーレン・セナ」と同様のカーボンモノセルⅡを採用し、車体重量も従来モデルに近い1,200kg未満、そしてパワートレインは排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンは変わらず、最高出力+25ps向上の825psを発揮します。

今回マクラーレンが発表したトラック専用モデルは、従来モデルとは異なるフロントフェンダーやリヤフェンダーを含む空力特性を大幅に向上。
そして、巨大ともいえるフロントスプリッターと大型リヤディフューザー、そし大型リヤウィングを装着。
今回装着されたレーシング専用パーツにより、1,000kg以上のダウンフォースを発生します。

なお、マクラーレンの最高経営責任者であるMike Flewitt氏によると、「マクラーレン・セナGTRコンセプト」は、僅か75台のみ生産されることが判明しており、従来モデルの500台に比べて圧倒的に少ない生産量と希少性があることが確認できています。
恐らくではありますが、今回のトラック専用モデルの購入条件も「P1GTR」同様に「マクラーレン・セナ」を購入していることが前提なのではないかと思われます。

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