中国メーカ・Huansu Auto「C60」の実写モデルが遂に登場。見れば見る程ランボルギーニ「ウルス」

2020-05-26

先日、中国の自動車メーカで北京自動車工業会(BAIC)傘下にあるHuansu AutoがランボルギーニのSSUVモデル「ウルス」のデザインをモロパクりした「C60」の量産イメージ版を公開しましたが、今回遂に実車モデルが登場。
改めて実車版を確認してみると、ライト周りやフロントバンパー周りのデザインは、ディテールポイントまでは似ていなくとも、やはりランボルギーニ「ウルス」要素が入っていて、その他にもポルシェ「カイエン」の面影もどこか残っているようにも見えますね。


こちらは本物のランボルギーニ「ウルス」。
フロントバンパーフレーム周りやフロントエンドの作りはやはり複雑な仕上がりとなっています。

こちらはサイドデザイン(左:「C60」、右:「ウルス」)。
サイドウィンドウの面積は「C60」が圧倒的に大きいですが、Aピラーの傾斜角やルーフからリヤハッチにかけて下っていくクーペ風のラインもそのままといった印象ですね。
近年のスポーツSUVは、フロントからリヤにかけて尻上がりしていくラインを持ちますが、「C60」はほぼフラットに近いラインですね。

真正面から見た各モデルを比較してみましょう。
「C60」のフロントヘッドライトは釣上げではなくフラットだったのは意外。
LEDデイタイムランニングライトは、Y字型ではなくL字型のようにも見えますが、ライトを付けてしまうとその違いの差はそこまで大きくないのかもしれません。
フロントグリル部はメッシュ系ではなく、フラットバーを採用している辺りは最大限のコストカットに務めているようにも見えます。

リヤデザインも要所要所で「ウルス」に似ているところがありますね。
特にリヤY字型テールランプはそのままですし、リヤエンブレムバッジの配置も「ウルス」そのもの。
さすがに「ウルス」独特の引き締まったスタイリッシュ且つスポーティなリヤエンドを再現することは難しいかと思いますが、それでもここまで寄せてくる中国の技術はある意味尊敬レベル。

パワートレインは非力ながらも、排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力195hpを発揮します(「ウルス」は排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン搭載で、最高出力641hp発揮)。

価格は170万~257万円と非常にリーズナブルですが、中国にて販売される「ウルス」の新車販売価格5,200万円よりも1/30の価格にて購入が可能となっています。

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Reference:CarNewsChina.com