BMW「i8」激似の中国EVメーカ・Qiantu「K50」が8月8日より発売スタート。価格は未定ながら1億円超えは確実?

2020-05-26

遂にBMW「i8」激似のあのモデルが登場

以前、中国・北京モーターショー2018(別名:オートチャイナショー2018)にて、2016年後半に一度公開済みであった中国のEVスーパーカー・Qiantu Motor「K50」の最終量産版が公開され、8月8日より中国市場専売モデルとして販売スタートすることがわかりました。


ところでQiantu Motorって?「K50」って何?

この個体は、北京に拠点を置く自動車技術会社・CH Auto傘下のQiantu Motorが開発したもので、江蘇省の蘇州工場にて製造されます。

「K50」は、Qiantu Motorが長年にわたって開発を進めてきたEVモデルで、2014年に最初のコンセプトモデルを発表後、今日に至るまで何度も電気モータのリビジョンアップを重ね、外観の変更はほとんどありませんが、この度ようやく製品化へと漕ぎ着けることができました。
ただ、そのスタイリングとデザインがあまりにもBMW「i8」に酷似しているとのことで、海外メディアからも批判が殺到。
模倣技術に関しては、色んな意味でずば抜けたセンスを持つ中国ですが、「K50」のデザインをほとんど変更することなく市販化する辺り、やはり中国は違うなぁというのが正直なところ。

「K50」のスペックは?

「K50」には、フロントアクスルとリヤアクスルにそれぞれ1基の電気モータが搭載され、各モータには最高出力190hp/最大トルク290Nmを発揮するパワーがあり、更にこれらの数値を218hp/340Nmへと押し上げるブースト機能も備えています。
最終的なシステム総出力としては、435hp/680Nmを発揮するわけですが、これはあくまでもブースト機能を用いた場合であって、実際のノーマル仕様においては380hp/580Nmとわりかし控え目のパワーとなっています。

パフォーマンス性としては、0-100km/hの加速時間が4.6秒、最大航続可能距離は510kmを実現していますが、これはあくまでも定速60km/hの場合。従来カタログに表記される航続可能距離としては380kmになるといわれています(これは若干ややこしい)。

EVのメリットって…軽いんじゃなかったっけ?

車格は全長4,634mm×全幅2,069mm×全高1,253mm、ホイールベース2,650mmと非常にワイド&ローなスタイリングですが、ボディパネルにはほぼ全てカーボンファイバ製であるにも関わらず、車体重量はまさかの1,960kgと重量感MAX。この辺りはまだまだ改善の余地がありそうですね。

インテリアには、巨大な15.6インチのタッチスクリーンとフリースタンディングのデジタル計器パネルが搭載されています。
シートは高品質なアルカンターラとレザーを採用したバイマテリアルタイプで、ステアリングホイールはスポーティなフラットボトムとなります。

価格については、未だ不明なままとなっていますが、約1億円にも上るといわれています。
っというか、発売日1週間前にして未だ価格が決まっていないというのはさすが中国といったところ。

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Reference:CarNewsChina.com