セルジオ・マルキオンネ氏の死後、株式はやはり暴落。フェラーリ新CEO「セルジオ・マルキオンネ前CEOは私と同じで野心的で有望だった!素敵!」

2020-05-26

前CEOの死後、やはり株式に大きな変動が

フェラーリ前CEOのセルジオ・マルキオンネ氏が脳卒中により死去し、全世界に大きな衝撃を与えてから1週間以上経過しました。
同氏の死後、その日にフェラーリ株式は16%下落し、現在は12%下落まで落ち着いていますが、これは2016年2月以来の大幅な減少となり、市場価値は229億ドルにまで低下しました。


この状況で新CEOはどうする?

セルジオ・マルキオンネ氏が亡くなる前までは、フェラーリの利益は、限定モデルの増加や生産数の拡大により、過去4年間で倍増しました。
今後は、ハイブリッドモデルやSUVモデルを立ち上げることで、更にその生産数を増やし、2022年までに更なる利益拡大(23億ドル)へと務めるはずでした。

ですが、上記の通り同氏の死により、その計画は大幅に狂うことになりましたが、今回新たにフェラーリCEOに任命されたルイ・C・カミレリ氏は、前CEOが設定した利益目標に対して「野心的で有望だ!」とコメントしており、アナリストへの電話会議にて、フェラーリが2022年までに利益を倍増させる方法を9月に概説すると説明。

ルイ・C・カミレリ氏によれば、「セルジオ・マルキオンネ氏と私は同じ野心を持っていた。マルキオンネ氏の目標は”志を深めること”であるとし、リスクとチャンスの両方をもたらしていた」とコメントしています。

株式下落の一方で、フェラーリの新車販売の売れ行きは上々。
4月~6月の総販売台数は2,463台を記録し、前年同期比の+5.6%となりました。
この背景には、最後のV12NAモデルとなる「812スーパーファスト」の販売が大きく影響しているとのことで、この調子で行けば、2017年に記録した新車販売台数8,398台を更新する可能性が高いとのこと。

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Reference:CARSCOOPS