フェラーリの5カ年計画に電気自動車は含まれず。ハイブリッドは来年デビュー予定

2020-05-26

フィアット・クライスラー・オートモーティブCEO 兼 フェラーリの会長を務めるセルジオ・マルキオンネ氏が、電気自動車に対して重要視しておらず、経営幹部もすぐには100%エレクトリックモデルのフェラーリを販売するつもりはないと説明。
それにあわせてAutomotive Newsのレポートでも、セルジオ・マルキオンネ氏は、2022年までの5カ年計画において電気自動車はラインナップに含まれていないとのこと(ランボルギーニは2026年まで電気自動車をラインナップしないことを示唆)。

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同氏によると「電気自動車を販売して利益を生み出すことは中々難しい」と説明する一方、100%エレクトリックモデルのスーパーカーを市販化するのであればフェラーリが最初になることも示唆しています。

フェラーリの2017年の年次報告によれば、電自動車の収益性には潜在的なリスクが発生するとのことで、純粋な電気自動車は、スポーツカーのパフォーマンス技術の普及につながり、ハイブリッド車から置き換える可能性が有る(つまりはハイブリッドモデルが無くなる?)とのこと。
電動パワートレインが将来のスーパーカー購入の選択になるかは不明ですが、その間フェラーリはハイブリッド技術に注力する模様。

なお、フェラーリは現在、どのモデルにハイブリッドパワートレインを採用するかを議論しており、来年のフランクフルトモーターショーにて最初のメインストリームハイブリッドモデルがデビュー予定となっています。

その特定のモデルについてはほとんど言及していませんが、先日フィオラノサーキットにて目撃されている「488GTB」のスタイルを持つハイブリッドモデルが登場するかもしれないとの噂が浮上しています。

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Reference:CARSCOOPS