アウディの最新コンセプト「PB18」が登場。680馬力発揮&シートレイアウトも変更可能な近未来モデル

2020-05-26

謎のコンセプトカー「PB18」が世界初公開

本日より開催中のペブルビーチ・コンコールソ・デレガンス2018にて、アウディの最新コンセプトモデル「PB18」を世界初公開しました。

今回発表されたコンセプトモデルは、レーシングカーやホットハッチ、更にはスポーツバイクといった要素をブレンドした近未来的かつ魅力的なマシンとして登場しています。
そして最も注目すべきインテリアには、これまでにない先進的な機能と、レベルゼロと呼ばれる半自律型走行機能も搭載し、充実した一台へと進化しています。

早速「PB18」のフロントデザインを見ていくと、そのスタイリングはまさにスポーツクーペのようで、両サイドには大きなインレットがある巨大な台形グリルを設けつつ、どこか「R8」のようなデザインにも見えます。


スタイリングも中々に個性的

サイドやリヤを確認していくと、車両は3ドアのハッチバックタイプで、フロントボンネットからシームレスなフロントガラス、フラットに近いルーフ、そして何とも攻撃的な尖ったリヤLEDテールライトが確認できますね。

ちょっと斜め後ろから見てみるとこんな感じ。
リヤテールはLEDセンターストリップ式で、少し控え目なリヤディフューザー、それでいてマフラは装着していないことからオールエレクトリック(EV)モデルであることがわかります。

スペックはどうだ?

気になるスペックについてですが、フロント車軸に204ps、リヤタイヤに合計612psもの動力を供給する合計3基の電気モータを搭載することで、システム総出力680ps(一時的に最大775psまでブーストアップすることも可能)、最大トルク830Nmを発揮します。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が約2秒、航続可能距離は500kmにまで到達します。

「PB18」には、95kWの容量を備えた未来型ソリッドステートバッテリを採用し、800Vの充電システムは僅か15分にて充電完了します。しかも、ハイブリッド車両のように走行中に制動処理によってバッテリを回復する機能も備えているため、非常に効率的といえますね。

インテリアは2シータやシングルシータに大変身

気になるインテリアですが、ドライバーズシートを片側に寄せた2シータやセンターに配置したシングルシータレイアウトに変更ができるといった近未来的な機能性も備えています(シングルシータレイアウトはバイクの要素を含んでいるみたい)。
フロントガラスには、理想的なレーシングラインを含む、前方の道路に関する情報を表示する拡張現実システムなるものが組み込まれています。
今回画像はありませんが、リヤトランクスペースも非常に充実していて、470L分の収納スペースを確保。これはフォルクスワーゲン「ゴルフ」の492Lに近い収納スペースでかなり実用的ですね。

なお「PB18」は、レーシングマシンの要素も兼ね備えているため、そのハンドリング性能もピカイチ。
フロントサスペンションは、プッシュロッドのセットアップを使用し、後方にプルロッドを採用。両方ともに磁気的な適用ショックを受けるだけでなく、アクティブなリヤディフューザーとリヤウィングは強力なダウンフォースを発生させます。

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Reference:motor1.com