限定25台のみ。Gunther Werksが全身フルカーボンのポルシェ「911」を世界初公開

2020-05-26

大迫力のフルカーボン仕様「993」が登場

ポルシェを専門とするチューナーのGunther Werksが、限定25台のみ製造するスポーツツーリング・パッケージの第一弾として、空冷エンジンを搭載する「911(993)スポーツツーリング」のボディを全身フルカーボンにしたサンプルを世界初公開しました。


カーボンブラックではなく、さり気ないグレーカラーにて存在感をアピール

ポルシェ・チューナのGunther Werks CEOであるPeter Nam氏によると「昨年のQuailにてスポーツツーリング・プロジェクトをデビュー後、我社は車両のカーボン要素に関する多くの意見を取り入れた。今回はそのカーボン量を示すために、フルカーボンボディを持ち出してきた」と説明。

Gunther Werksが製作したフルカーボン仕様の「993」は芸術作品であり、最新の創作基盤を形成しているとのことで、カーボン以外の軽量素材を使っても、ほとんど誤差なく仕上げることができるとのこと。
特に今回のようなカーボンファイバは、4つのコーナーフェンダーを更に3インチ拡張し、よりワイドで肉厚のタイヤを収納できるように改良を重ねているのだとか。

それ以外のところでは、ダックテールスポイラーや改良型ダクトプレナムの追加、そして、Chelsea Greyと呼ばれる魅力的なローグロスのカラーに着色することで、従来のカーボンブラックとはまた異なる上品な仕上げになっています。
また、ボディのドアサイドパネルには、”PORSCHE”のサイドデカールが貼付されていますが、これをグレー系に仕上げることでカーボンボディの強調性を更にアップ。

こちらは足元のアルミホイールですが、カーボンボディとは異なるグロスブラックに仕上げた18インチアルミホイール(フロント295mm・リヤ335mm)にてメリハリを付け、グリップ性能を高めたピレリPゼロコルサタイヤを装着します。。
足回りについては、JRZのアダプティブダンパーはよりシャープな取扱いを提供、フロント・リヤに380mmのロータを備えたカーボンセラミック製ブレンボブレーキをインストールしています。

なお、搭載されるエンジンは、排気量4.0L 空冷フラット6自然吸気エンジンを搭載し、最高出力400hp/最大トルク447Nmを発揮します。

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Reference:motor1.com