フェラーリのワンオフモデル「モンツァSP1/SP2」が正式公開。「812スーパーファスト」を超える史上最強のV12エンジンを搭載【動画有】

2020-05-26

衝撃的な「モンツァSP1/SP2」が公式公開

昨日、フェラーリ本社にて開催の最重要顧客のみを招待したキャピタル・マーケット・デーの一環となるプライベートイベントにて、フェラーリのIconaシリーズでワンオフモデルの「モンツァSP1/SP2」がリークしていましたが、今回ようやく公式的にプレスリリースされました。

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過去と現代を融合した最強のスピードスター

今回発表された「モンツァSP1/SP2」は、1948年式の「166MM」のような象徴的なレーシングバルケッタからインスピレーションを引き出したモデルであり、その中でも「モンツァSP1」は、妥協を一切許さないシングルシータを提供します。

「モンツァSP1」を見ていこう

「モンツァSP1」のデザインを早速確認してみましょう。
まずはフロントデザインからですが、カーボンファイバのフロントスプリッターがワイドなグリルの下に設けられ、更にはマクラーレン「720S」のようなフラット式のデイタイムランニングライトが突き出た形で搭載されています。

車体を見てもお分かりの通り、ウィンドウスクリーンが完全に排除されていることが確認できます。これにより、F1ドライバが経験する”猛烈な速度”を味わうことができるとのこと。

リヤデザインはこんな感じ。
リヤテールランプはストリップ式のLEDライトを採用し、レトロなデザインの中に先進的な技術を盛り込んでいることが確認できますね。
リヤエキゾーストパイプは、両サイド2本出しのクワッドタイプとなります。

インテリアはこんな感じ。
3スポーク式のステアリングホイールや特殊なオープンクローズ装置、豊富で露出したカーボンファイバコンポーネントを備えたコンパクトなデザインとなっています。

「モンツァSP2」は現代的要素を強調

こちらは「モンツァSP2」のスタイルデザイン。
基本的には「モンツァSP1」と同様となりますが、大きく異なるのは助手席用のシートが準備されているということ。

サイドから見るフロントライトデザインは、どことなく「FXX K」に見えなくもないですが、マクラーレン「720S」感が強く、ちょっとオリジナル感に欠ける部分もあるような…

最新技術「バーチャルウィンドウシールド」を採用

こちらは「モンツァSP2」のインテリアデザイン。
ドアは横開きではなく、マクラーレンにも採用しているバタフライ・ドアですね。
「モンツァSP1」は、トノーカバー付のシングルシータ―でしたが、「モンツァSP2」は助手席も搭載され、デザインも非常に非常に現代的。
小さなフロントガラスとロールバーフープも設けられています。
特にフロントガラスについては、革新的なバーチャルウィンドウシールド技術を採用し、特許も取得済み。
計器盤の前にフェアリングが組み込まれていて、バーチャルフロントガラスは走行快適性を維持するのに、十分な空気を逸することが可能であると説明しています。

エンジンはフェラーリ史上最強のV12エンジンを搭載

さて、気になるパワートレインについてですが、フェラーリ曰く「今まで構築してきた中で最も強力なエンジンである」として、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力810ps/最大トルク719Nmを発揮します。
0-100km/hの加速時間は2.9秒、0-200km/hは7.9秒と驚異的な加速力を持ち、最高時速は300km/hを超えるとのことです。

【Ferrari Monza SP1 And SP2 Unveiling】

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Reference:CARSCOOPS